ヒルガオはアサガオ(朝顔)に比べるとはるかに見たり、聞いたり、口に出したりする機会はすくないが、名前ではヒルガオ科(Convolvulaceae)の代表種だ。
例によってWikiの解説を引用すると
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ヒルガオ科 (Convolvulaceae) はナス目に含まれる科の一つで、ヒルガオ、アサガオ、サツマイモなどを含む。約50属1200種からなり、熱帯・亜熱帯を中心に世界的に分布する。日本には5属10種ほどが自生する。
草または低木で、大部分はつる性または茎が地面を這う。葉は互生。花は5または4数、花弁は合生してラッパ状になり、1日でしぼむものが多い。子房上位。がくは花後も残る。果実はさく果または液果で、大きい種子(胚乳はない)を含む。
経済的に最も重要なのはサツマイモで、ほかに茎葉を食用にするヨウサイなどがある。
アサガオ、モミジヒルガオ、ヨルガオ(ウリ科の植物ユウガオとは別物)、ルコウソウ、エボルブルス属など、花が美しいので栽培されるものも多い。(後略)
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<. . . . ヨルガオ(ウリ科の植物ユウガオとは別物)> からすると<ヨルガオ>というのがある。そして<ユウガオ>はウリ科(Cucurbiataceae)のだ。ややこしい。源氏物語では夕顔という女性が出てくる。作者の文才からすると夕顔は何かを示唆していると思われる。
だが調べてみるとユウガオの実(ウリの形)はかんぴょう(干瓢)の材料。食生活の変化で需要は多くないだろう。香港では(多分中国でも)長い伝統からか仲間(ともにトウガン連)の冬瓜はよく出て来る。
ヒルガオは<日本には5属10種ほどが自生する>中の一つだろうが、これまたWikiで確認してみる。
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ヒルガオ(昼顔、学名Calystegia japonica、シノニムCalystegia pubescens他)は、ヒルガオ科の植物。アサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
つる性の多年草で、地上部は毎年枯れる。春から蔓が伸び始め、夏にかけて道ばたなどに繁茂する。夏に薄いピンク色で直径5~6cmの花を咲かせる。花の形は漏斗形。苞葉が萼を包み込むので、帰化植物のセイヨウヒルガオ(西洋昼顔、学名Convolvulus arvensis)と区別できる。
アサガオと違って鑑賞用に栽培されることは、殆ど無い。また、結実することはまれであるが、地下茎で増え、一度増えると駆除が難しいため、大半は雑草として扱われる。
花や蕾は食用に適しており、アクも少ないため生食も可能な野草として知られている。黄色のヒルガオは無い。
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学名Calystegia japonica からすると日本種だ。ちなみに学名を比較してみると
ヒルガオ: Calystegia japonica
アサガオ: Ipomoea nil
Wiki:アサガオ(朝顔、学名: Ipomoea nil、英: Morning glory)は、ヒルガオ科サツマイモ属(Ipomoea)の一年性植物。日本で最も発達した園芸植物。古典園芸植物のひとつでもある。中国語で牽牛。日本では「蕣」の漢字も当てられる。
(日本で最も発達した園芸植物、となったのはなにかわけがありそうだが詮索しない。)
ヨルガオ: Ipomoea alba アサガオと同じIpomoea。 alba 白い(形容詞)で白い花だ。
ユウガオ: Lagenaria siceraria var. hispida (ウリ科) これも花は白。
わたしの推測では、まずアサガオ、ユウガオという名前ができ、野生のヒルガオはアサガオやユウガオとの対比であとから名づけられたのではないか?ウリ科のユウガオは源氏物語の原典にでてくるのでかなり古い。
さて以上は日本の話だが、香港では、園芸用は見たことがないが野生、雑草としてよく見られる。アサガオではなく野生ということではヒルガオの類のようだが、学名は Ipomoea xxxx となっているのでアサガオの仲間だ。ピンクもあるが<うす青>(水色か)、青が多いようだ。名前は草木図鑑、漢方薬図鑑では上のように<牽牛>がついている。これまた漢方薬なのだ。香港、中国では草は毒草も含めてほとんど漢方薬にされている。<うす青、水色の牽牛>は時に感動するほど美しい。葉っぱや蔓(つる)ばかりで花の少ないところに咲くので目立つのかもしれない。香港にはいくつかの種があるようだがほとんど野生で、よく見かけるにはうす青(水色)の牽牛 Ipomoea nil (L.) Roth と青むらさきの五爪金龍 Ipomoea cairica (L.)。
Ipomoea nil (L.) Roth 牽牛
Ipomoea cairica (L.) Sweet 五爪金龍
ところでヒルガオ科の学名だが、中国では牽牛科ではなく旋花科という。
中国版Wikiでは<旋花科的名字是以拉丁文convolvere(缠绕)而命名>という説明がある。つまりラテン語学名の訳なのだ。花の構造がconvolvere(缠绕)なのだ。すこしややこしいが上に出てきたヒルガオのCalystegia 幾つか種があり、中国名の総称は<旋花>だ。
初めの方に<ウリ科の植物ユウガオ>というのがあったが、似て非なるものに<ナス科の矮牽牛>とうのがある。ペチュニア(Petunia)のことだ。ペチュニアの説明は話が長くなるので省略。この矮牽牛は私のスケッチ歴では転機の一つ。下の作品を見ればわかると思う。だが見方を変えればスケッチしやすいということか。矮は<背が低い>ということ。
これは小さな花屋の店先にあったのをスケッチ中に店の主人が出てきたので花の名前を聞いたら、<矮牽牛です>と説明してくれた。
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追加
なぜかアサガオはヒルガオ科のアサガオ。一方ヒルガオは聞いたことはあるが見たことがないような気がする。種(しゅ)のヒルガオの学名はべつに覚えなくてもいいが Calystegia pubescens。ヒルガオ科はConvolvulaceae だ。
アサガオはなんとヒルガオ科のサツマイモ属のアサガオだ。学名の Ipomoea やアサガオの英語 Morning Glory は聞いたことがあり、こちらの方が世界的にとおりがいいだろう。属名の Ipomoea が日本語ではサツマイモ属になっているのだ。もっとも中国でも属名は番薯属でサツマイモ相当だ。
<イモ>はややこしく
サツマイモ(学名:Ipomoea batatas)は上記のようにヒルガオ科
ジャガイモ - ナス科
サトイモ - サトイモ科
ヤマイモ(ヤマノイモ) - ヤマノイモ科
うえでも書いたが、ユウガオというのがあるがこれはウリ科。
ガガイモ科というのがあるが、これはいわゆるイモ類がない。サトイモ、ヤマノイモ、ガガイモは大和言葉なので後で個別にポストくを書く予定。。
sptt

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