Friday, January 31, 2025

源氏物語の草木 ー1.桐壺 (きりつぼ) の巻  ハギ、ヤエムグラ、キリ

 

かなり以前に

<源氏・拾花春秋 -源氏物語をいける>

田辺聖子・解説/桑原仙溪(桑原専慶流第十四世家元)・挿画・生花解説

の文庫本を私の住む香港で買って読んだことがある。<2002年印刷、初版>とあるのでひと昔前だ。内容はなぜかあまり記憶になかった。今回 <花、草木のやまとことば>探しに読みかえしてみた。<sptt 花、草木のやまとことば>の書きはじめは2019年だが、花への興味は、しろうとレベルだが、昔から少しあり、2008年 (北京オリンピックの年) ころに、日曜日に花のスケッチをし始めてからからは草木の花と名前に興味が移って今日に至っている。

<花、草木のやまとことば>探しで読み返してみると、そこそこに<花、草木のやまとことば>は出てくるのだが、それよりもむしろ、田辺聖子の解説で長編の源氏物語のストーリの概略がよくつかめたというのが実際だ。一方、桑原仙溪の源氏物語五十四帖に沿った花、草木の話と生け花スケッチがあるのだが、残念ながら五十四帖の各帖の話と花、草木の話は全くちがっている場合が少なくない。また生け花スケッチの方も花、草木のスケッチはいいが、生け花スケッチなので器が描かれているのだが、器がいかにも<取って付けた>感じで全体的に精彩にかける。

主に原文と現代語訳が並んでいる<源氏物語を読む>を利用。

http://james.3zoku.com/genji/index.html

1.桐壺  きりつぼ

タイトルは<桐壺>は桐壷帝と源氏の母の名<桐壺の更衣> からきている。また<桐壺の更衣>が住む内裏の場所でもある。

文庫本では次の草木が取りあげられている。

宮城野の露吹きむすぶ風の音に小萩がもとを思ひこそやれ 

宮中に吹く秋風の音を聞くにつけても涙を催し、子供のことを思いやっているのだ。;「宮城野」は宮城県仙台市の東にある野。萩の名所で歌枕(新潮)/宮城野を吹き渡って、露の玉をむすばせる野分の風の響きを聞くにつけて、小萩がその風に痛めつけられはしないかと、いつしか思いをそちらに馳せてしまうことである。「宮城野」は、奥州の萩の名所、宮城野と書くので、宮中の意に用いた。「小萩」に子の意を含めて、若宮に擬してある。(玉上)


紫式部は当時の一流歌人で、その和歌にはいくつかの技巧が施されているため、しろうとには上のような解説がないと、隠された意味がつかめない。

ハギ ー マメ科 

以前に<マメ (科) >をとりあげているが、ハギは抜けている。マメ科は超大家族で、<ジャックの豆の木>はつる性でなく、木性。

Wiki の解説



ハギ(萩、胡枝花 Lespedeza)は、マメ科ハギ属の総称。落葉低木。七草のひとつで、花期は7月から10月

特徴

数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。

背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。

葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。

荒れ地に生えるパイオニア植物で、放牧地や山火事跡などに一面に生えることがある。



蝶型の赤紫の花もさりながら、風にゆれる姿が美しい。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<胡枝子 Lespedeza>のメモ書きがある。 

 

文庫本には出てこないが、原文にはヤエムグラが出てくる。

 ”
命婦、かしこにで着きて、かど引き入るるより、けはひあはれなり。やもめ住みなれど、人一人の御かしづきに、とかくつくろひ立てて、 めやすきほどにて過ぐしたまひつる、闇に暮れて臥し沈みたまへるほどに、草も高くなり、野分にいとど荒れたる心地して、月影ばかりぞ八重葎やへむぐらにもはらず差し入りたる。

 ”

この前に  


野分立ちて、にはかに肌寒き夕暮のほど、常よりも思し出づること多くて、 靫負命婦ゆげひのみょうぶといふを遣はす。夕月夜のをかしきほどに出だし立てさせたまひて (後略)

というくだりがあり<月影ばかりぞにもはらず差し入りたる>に呼応している。<夕月夜>や<月影>はいい大和言葉だと思うが、残念ながら死語に近い。

 
ヤエムグラ

Wiki の解説


ヤエムグラ(八重葎、Galium spurium var. echinospermon)は、アカネ科越年草。道端の雑草としてごく普通にみられる。種子はひっつき虫の性質も持つ。

特徴

華奢な一年草または越年草[1]に4稜があり、は狭い倒卵形で6-8枚が輪生する。茎には下向きのがあり、他の植物に寄りかかり、棘を引っ掛けながら立ち上がる。衣服などに付着するので、これを切り取って服に付ける子供の遊びがあった。また、果実には鉤状のが生えており、これも衣服などに付着する。これは種子散布に関係するものと思われる。

古典の中のヤエムグラ

万葉集和歌に詠まれた「やえむぐら」とは、本種を指している言葉ではなく「『むぐら』と総称される各種の雑草」もしくは「それらがよく茂った状態」のことである。また、小倉百人一首にも収録されている恵慶法師の作品、

八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり

に詠われている「八重むぐら」は、秋に繁茂するアサ科カナムグラであると思われる

カナムグラ(鉄葎、Humulus japonicus)はアサ科カラハナソウ属一年草。 和名「鉄葎」は強靭な蔓をに例え、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表すように、繁茂した本種の叢は強靭に絡み合っており、切ったり引き剥がしたりすることは困難である。 後述ヤエムグラヤブムグラ等、本種と似た種小名の植物は多いが、本種とは系統的に離れたアカネ科に属するものが多い。漢名は律草(りつそう)。)

 ” 

 
Wiki の解説からすると、桐壺の巻のヤエムグラ (八重葎) は<古典の中のヤエムグラ>のようだ。解説を読む繁殖力旺盛な雑草なのだが、和歌語でもあるようだ。

 

日本大百科全書(ニッポニカ) 「むぐら」の意味・わかりやすい解説

 ”

カナムグラをさすとも、ヤエムグラなどを含めたつる性の雑草総称ともいう。荒廃した、また、みすぼらしい家や庭の景物として、蓬(よもぎ)や浅茅(あさぢ)とともに、文学作品に早くからみられ、すでに『万葉集』から「八重(やへ)葎」「葎生(ふ)」などと歌語化して用いられている。平安時代以後は、歌語としては「八重葎」に固定して、(中略)「葎の門」「葎の宿」というような歌語が生じるが、この前提として「葎の門に住む女」、荒廃した屋敷に美女がひっそりと隠れ住む、というようなロマン的な場面が物語によって形成され、読者に歓迎されて類型化した。『伊勢物語』三段の「思ひあらば葎の宿に寝もしなむ引敷物(ひじきもの)には袖(そで)をしつつも」、『大和(やまと)物語』173段の良岑宗貞(よしみねのむねさだ)の話、『うつほ物語』「俊蔭(としかげ)」の若小君(わかこぎみ)(藤原兼雅(かねまさ))と俊蔭女(むすめ)との出会いの場面などがその例であり、『源氏物語』「帚木(ははきぎ)」の雨夜の品定めで語られる「さて世にありと人に知られず、寂しくあばれたらむ葎の門に、思ひのほかにらうたげならむ人の閉ぢられたらむこそ、限りなく珍しくはおぼえめ」などはその典型といえよう。


ヤエムグラの方は Wiki の写真を見る限り、普通の雑草にない特徴がある。また、<ムグラ>は雑草らしい名前だ。

 

 <桐 (キリ)>自体はストリーに出てこないが、<挿画・生花解説>では桐が取り上げられている。キリの花は紫色で、源氏物語の明らかな、または隠れテーマカラーだ。紫式部、紫の上 (登場人物)。上の<萩の歌>の萩 (ハギ) も赤っぽい紫色だ。

 

桐 (キリ)

Wiki の解説


キリ(桐学名: Paulownia tomentosa)は、シソ目キリ科キリ属落葉広葉樹。別名、キリノキともよばれる中国名は毛泡桐で漢語の別名として白桐、泡桐、榮がある。



キリ科はまだ取り上げていない。
桐 (キリ) はキリ科、キリ属のキリなのだ。香港ではかなり前に九龍公園で運よく開花時の<泡桐>を見たことがあるが、感動的な美しさは覚えているが、花の色が思い出せない。

 

 

sptt

 

 

 








五十四帖の各帖の題目自体に<花、草木の名>、および<花、草木>関連 (と思われる) が使われているもの

2

帚木

ははきぎ

4

夕顔

ゆうがお

5

若紫

わかむらさき

6

末摘花

すえつむはな

7

紅葉賀

もみじのが

8

花宴

はなのえん

9

あおい

10

賢木

さかき

11

花散里

はなちるさと

15

蓬生

よもぎう

20

朝顔(槿)

あさがお

22

玉鬘

たまかずら

26

常夏

とこなつ

30

藤袴

ふじばかま

31

真木柱

まきばしら

32

梅枝

うめがえ

33

藤裏葉

ふじのうらば

34


若菜

上・下

わかな

35


柏木

かしわぎ

43

紅梅

こうばい

46

椎本

しいがもと

48

早蕨

さわらび

49

宿木

やどりぎ


 

1

桐壺

きりつぼ

 <桐壷>は<桐の壺>

 

五十四帖の題目 

第一部

1

桐壺

きりつぼ

2

帚木

ははきぎ

3

空蝉

うつせみ

4

夕顔

ゆうがお

5

若紫

わかむらさき

6

末摘花

すえつむはな

7

紅葉賀

もみじのが

8

花宴

はなのえん

9

あおい

10

賢木

さかき

11

花散里

はなちるさと

12

須磨

すま

13

明石

あかし

14

澪標

みおつくし

15

蓬生

よもぎう

16

関屋

せきや

17

絵合

えあわせ

18

松風

まつかぜ

19

薄雲

うすぐも

20

朝顔(槿)

あさがお

21

少女

おとめ

22

玉鬘

たまかずら

23

初音

はつね

24

胡蝶

こちょう

25

ほたる

26

常夏

とこなつ

27

篝火

かがりび

28

野分

のわき

29

行幸

みゆき

30

藤袴

ふじばかま

31

真木柱

まきばしら

32

梅枝

うめがえ

33

藤裏葉

ふじのうらば

第二部

34


若菜

わかな




35


柏木

かしわぎ

36


横笛

よこぶえ

37


鈴虫

すずむし

38


夕霧

ゆうぎり

39


御法

みのり

40


まぼろし

41


雲隠

(くもがくれ)

第三部

42

匂宮
匂兵部卿

におう(の)みや
におうひょうぶきょう

43

紅梅

こうばい

44

竹河

たけかわ

45

橋姫

はしひめ

46

椎本

しいがもと

47

総角

あげまき

48

早蕨

さわらび

49

宿木

やどりぎ

50

東屋

あずまや

51

浮舟

うきふね

52

蜻蛉

かげろう

53

手習

てならい

54

夢浮橋

ゆめのうきはし


 

 

 

フジバカマ

 フジバカマは響きのいい名前だ。科名ではなく、属名でもく個別品種の名前。学名は<Eupatorium japonicum>で学名からして日本原産のようだが、中国か朝鮮から渡来したもののようだ。初見は香港植物公園で、2-3年前。花というよりは<甘い香り>が<鼻を引いた>といっていい。Wiki その他では<生草のままでは無香のフジバカマであるが、乾燥して生乾きになると、(中略)桜餅の葉のような芳香を放つ>という解説があるが、なまのままでも、また2-3メートル離れたところでも<甘い香り>が漂ってくる。この香りの強さは<ギンモクセイ、中国名:桂花>に匹敵、あるいはそれ以上。フジバカマは<藤袴>で藤 (ふじ) 色の袴 (はかま)となるが、藤色はいいとして、袴 (はかま) の方は<花弁の形がのようであることから>という説明がある。一つの花の<花弁の形>というよりは、ひとまとまりの花を逆さにすると<袴>の形に見えなくもない。

Wiki の解説
 


ジバカマ
(藤袴、学名: Eupatorium japonicum)とはキク科ヒヨドリバナ属多年生植物。秋の七草の1つで、秋に淡紅色のを咲かせる。中国朝鮮半島の原産といわれている。他のヒヨドリバナ属と比べると、葉ほとんど無毛でやや光沢があり、縁の鋸歯が深い

名称

和名の由来は諸説ある。秋の七草の一つに数えられ、の色が色を帯び、花弁の形がのようであることから、「藤袴」の名が生まれたと言われる。また、フヂバナカフクミグサ(藤花香含草)の意味とも、クンハカマ(薫袴)の意味から来ているともされている

(中略)

日本には、奈良時代に薬草として中国から渡来した[9]。古くは「」とよばれ、『日本書紀』の允恭天皇記における「蘭」の字が、日本で初めて記されたフジバカマの名である[

特徴

(略)重複するが

また、生草のままでは無香のフジバカマであるが、乾燥して生乾きになると、そのに含有されている、クマリン配糖体加水分解されて、オルト・クマリン酸が生じるため、桜餅の葉のような芳香を放つ

(略)

おもしろいのは中国名で、名札には<学名: Eupatorium japonicum>の他に<蘭草>と書かれている。上のWiki に<蘭> への言及があるが、フジバカマの姿、形は現代の<蘭>とはかけはなれている。

もう一つおもしろいには 

桜餅の葉のような芳香を放つ。

で (これもネット上のフジバカマの記事では散見される)、これは、本末転倒、<花より団子>で、歴史的には<フジバカマの甘い香り>の方が<桜餅の葉のような芳香>より先だろう。

 

ネットでもう少し調べてみると

https://lovegreen.net/perennial/p277677/

フジバカマ(藤袴)の別名の由来

フジバカマは別名として蘭草(らんそう)、香草(こうそう)とも呼ばれます。由来は、かつての中国では香りの良い花に「蘭」の字を当てていたから、あるいはフジバカマの香りには邪気を払う力があり、蘭のように高貴な花とされていたからなど、諸説あります。


というような解説が散見される。香港では<ギンモクセイ、中国名:桂花>はあちこちで目にするが、フジバカマは今のところ香港植物公園だけ。

 

フジバカマのスケッチ 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スケッチでは蝶が一匹だけだが、実際花のまわりにはたくさんの蝶が飛び交っている。蝶の好みか、飛び交っている蝶は品種が限られている。

 

sptt

Thursday, January 30, 2025

キョウチクトウ ー2

 

例によって Wiki からの引用。

キョウチクトウ(夾竹桃学名: Nerium oleander var. indicum)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属常緑低木もしくは常緑小高木。庭園樹や街路樹に使われるが、中毒事例がある危険な有毒植物としても知られており、強力な毒成分(強心配糖体オレアンドリンなど)が含まれ、(攻略)。

名称 

中国名は夾竹桃[2]和名のキョウチクトウは、漢名の「夾竹桃」を音読みにしたのが語源で、漢名はタケのように細く似ていること、モモに似ていると中国人が思ったことに由来する属名Nerium は、ギリシア語で「湿った」を意味し、この木が湿気を好むと考えられたことに由来し[5][注 1]、もともとは近縁のセイヨウキョウチクトウ(学名: N. oleander)が湿地に生えることからきている。

 ”

英語は Oleander で通じる。

キョウチクトウは大気汚染や車の排気ガス等に強く、様々な公園や緑地に植栽される身近な植物>

香港でも日本ほどではないが、そこそこで見られる(主に比較的広い車道路に沿って植えられいるので、近くで見るのは命がけだ)。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キョウチクトウ(夾竹桃、学名: Nerium oleander var. indicum)

 

キョウチクトウ科Apocynaceae, 夾竹桃科)の紹介としては、


高木から草本まで含み、つる性のものも多い。大部分は熱帯から亜熱帯に分布し、特に熱帯雨林に分布する高木が多いが、乾燥地に生育し茎が太くなった多肉植物もある。温帯にも主に多年草が分布する。猛毒性がある。 

(中略)

花は両性、放射相称で、大きく目立つものが多く、多くは総状または集散花序をなす。花弁は筒状に合生し、先は5裂するが縁が重なって回旋状になるものが多い。雄蕊は花筒の内側につく。

で <雄蕊は花筒の内側につく>ので、雌蕊も雄蕊のそばにあるので、ちょっと上から見たのでは<花の中心部にないもないように見える>のが特徴。この花の構造の特徴があれば、キョウチクトウの仲間の可能性が高い。

 

Wiki では キョウチクトウ の仲間として、<ニチニチソウツルニチニチソウ、カリッサ、アラマンダ、プルメリア、マンデヴィラ、テイカカズラなどは花が美しい(香りのよいものもある)>と紹介されている。

<大部分は熱帯から亜熱帯に分布し>でに日本では残念ながらあまり見ない。ニチニチソウ (日日草)、テイカカズラ は例外か。

アラマンダ、プルルメリアは花が美しい。プルメリアは<甘い>香りがある。しかもキョウチクトウ以上に街中の公園でそこここでみられる。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アラマンダ。硬い茎と柔らかい茎の品種がある、花も少し違う。メモに Yellow Alamandarとあるが、紫色のものがある。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プルメリア 



さらには、園芸品種で場所は限られるが Adenium、別名<Desert Rose (砂漠の薔薇) >というのも見られる。

"

アデニウム・オベサム英語: Adenium obesumは砂漠の薔薇と呼ばれ、温帯地域で観葉植物として栽培されており、数多くの交配種が開発されている。アデニウムは、その色とりどりの花だけでなく、塊根植物としても高く評価されており、鉢植えで何年も育てられ盆栽によく使われる。(Wiki) 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Adenium, Desert Rose 砂漠の薔薇

 

さらに、さらには

Asclepias curassavica (この学名は響きがいい)

トウワタ(唐綿; 学名: Asclepias curassavica)は、キョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)の多年草。原産地は南アメリカ。寒さに弱いため、日本では一年草として栽培される。1842年(天保13年)に渡来したとされ、和名種子冠毛に由来する。(Wiki)
















アスクレピアス Asclepias curassavica


络石(学名Trachelospermum jasminoides) つる性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

络石 Star Jasmine のメモ書きがある。Fragrant のメモ書きもあるので、匂いの種類は忘れたが、ジャスミン風の香りか。

 

<注>このポストを書き終えてから気が付いたのだが、以前に<キョウチクトウ、テイカカズラ>という言うポストを書いている (2012年) 。重複部分が多いが、スケッチの方は重複が少ない。またこちらの方では、ニチニチソウのスケッチがある。また黄色、白色、オレンジ色のプルメリアのスケッチもある。

 

 

sptt

 

 

 

Wednesday, January 29, 2025

キキョウ (桔梗)

この Blog のタイトルは<sptt 花、草木のやまとことば>で、書きはじめのころ (2019年) はゴマノハグサ、キツネノマゴ、クマツヅラといった< 花、草木のやまとことば>に興味があった。私は香港に住んでいるので< 花、草木のやまとことば>には基本的にで出会う機会は少なく、名札の中国名や学名から<やまとことば>を探すわけだが、長らく住んでいると、中国名の方がなじみやすくなる。これからは<やまとことば>にこだわらず、中国名でも日本使われ、なじみがあれば、取り上げることにする。ただ、日本は温帯、香港は亜熱帯なので、日本で普通は見ない< 花、草木>が少なくない。観察したところ、亜熱帯の香港の方が< 花、草木>の品種は圧倒的に多い。香港に移住したころ (1995年) は花よりも樹木に興味があったが、日曜に花のスケッチをし始めてからからは (2008年ころ) 草木の花と名前に興味が移って今日に至っている。

前回のポストでは<秋海棠 しゅうかいどう>をとりあげたが、これまでにも

モクセイ (木犀) 、ノウゼンカズラ (ノウゼンの漢字は不明)、ケイトウ (鶏頭)、シソ (紫蘇)

などの中国名の科の草木は取り上げている。 草木の品種はやたら多いので、基本的に従来通り<科名>で取り上げるが、キク科、バラ科、マメ科のように大家族の科があるので、例外もある。

今回はキキョウを取り上げる。キキョウの漢字は<桔梗>で、これを<キキョウ>と読める人、読む人は少なくないと思うが、今はワープロ(これは死語か、文字変換)頼りになっているので、書ける人は意外に少ないかもしれない。
 
<桔梗>の現代北京語発音は jié gěng だが、古い発音を残しているといわれる広東語では桔梗 gat gang。いずれにしても<キキョウ> からは遠い。
 
>の右の<吉>は日本語では<大吉、小吉>では<キチ>と読む。詰まれば<キッ>と、<チ>が省略されれば<キ>。<gang>と<キョウ>は似ていないが、<gang>は<カン>ではなく、昔の日本人の耳には<カウ>と聞こえた。今は<梗>は硬貨の<硬>、<梗概>と同じで<コウ>と読む。
 
キ + カウ ー> キカウ ー> (キキャウ、キコウ) ー> キキョウ
 
もっと単純に 
 
キチ () +コウ (梗)   ー> キッコウ ー> キキョウ
 
の変化は否定できない。
 

さて、キキョウ科だが、例によってWiki から引用すると、

 ”

キキョウ科 (ききょうか、Campanulaceae)は真正双子葉植物の科で、大部分が草本、一部はつる性の、約80属2,000種からなり、世界的に広く分布する。は花弁が合生し先が5つほどに分かれる。おしべは5本。

花が放射相称のキキョウ亜科(キキョウのように星型に開くもの、ホタルブクロツリガネソウ(カンパニュラ)のように釣鐘型のものがある)(中略)

多くは乳液を含む。観賞用に栽培するものとしてキキョウ、ツリガネソウ、ロベリアなどがある。キキョウは根にサポニンを含み薬用にもされる。山菜としてよく利用されるものにツリガネニンジン(トトキ)やツルニンジン朝鮮でトドクと呼ぶ)がある。ミゾカクシ(ロベリア)属など有毒のものもある。 

別の紹介記事では<背丈のわりに花が大きい>とある。











 

 

 

 

メモは<洋桔梗>。花は小ぶりだが典型的な桔梗だ。大型マンションの前の小さな花壇にあったものだが、しばし<桔梗の美しさに>に感動した。

 

追記

スケッチ (2018) のメモには
  
洋桔梗 Eustoma russellianum
竜胆科 Gentianaceae 
 
とある。洋桔梗は名前に反して竜胆科なのだ。
 
 キキョウ (桔梗) ‐2 Jan 3、2026 参照

sptt


Tuesday, January 28, 2025

シュウカイドウ

 例によってWiki からの引用


名前の由来

シュウカイドウ
(秋海棠、学名:Begonia grandis)は、シュウカイドウ科 (Begoniaceae)
シュウカイドウ属(ベゴニア属)に分類される多年生草本球根植物である。和名は中国名「秋海棠」の音読み

中略

江戸時代初期に日本に持ち込まれて以降、園芸用として栽培されている。貝原益軒の『大和本草』に、「寛永年中、中華より初て長崎に来る。……花の色海棠に似たり。故に名付く」と記されている

中略

シュウカイドウ属の中では耐寒性が高く、同属の中では唯一、日本の九州以北に定着し野生化している。基本的に丈夫で、繁殖も容易である。球根を植えれば屋外でも定着し、種子や珠芽を播いて殖やすことができる。直射日光が当たらない程度に明るく、湿気の多い場所を好む。 

園芸品種

なお、近年は同属の多くの種が持ち込まれ園芸用として栽培されており、それらは主に「ベゴニア」と呼ばれているが、本(亜)種は古くから定着していたため、ベゴニアとは呼ばれない。

残念ながらやまとことががみつからない。

海棠 (カイドウ) は木性でバラ科。中国では花の美しさはしとやかな (たぶん)<美女>にたとえられている。開花は桜と同じころで春のようだ。品種によっては野生、原産のシュウカイドウの花に似ているものがある。シュウカイドウの名は秋に花を咲かせるので<秋海棠>となったのだろうが、耳で聞いたのではすぐに<シュウ=秋>と結びつかない。また木性と草性で大きな違いがあり、葉の形や大きさも大きく違う。

香港では野生と思われるシュウカイドウが ”直射日光が当たらない程度に明るく、湿気の多い場所 ” で見られる。

 

四季咲きシュウカイドウ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白花秋海棠 園芸品種 だろうが、花はそれほど大きくない。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

Rose Begonia

黄色と赤色、ピンク、レンジ色が多い。 バラの花に似せた品種なのでRose Begonia。淡い赤色、ピンクの比較的小さい花のかたまりは木性の海棠に似ているものがある。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

sptt