Saturday, December 14, 2019

ウリ


前回のポスト<ヒルガオ>でウリ科(Cucurbiataceaeの<ユウガオ>がでてきたのでウリ/ウリ科を調べておく。子供のころの記憶ではウリとキュウリは別物で、ウリは太く、キュウリは細長い。味は同じようなもの。だが調べてみるとこのウリは<シロウリ>で<ウリ>は総称のようだ。たくさん種類がありそうだが、<ウリ>がつくのは

カラスウリ
キウリ(キュウリ)
マクワウリ

ぐらいしか思いつかない。ことば遊びに

瓜売りが瓜売りに来て瓜売れず売り売り(帰る瓜売りの声)。

というのがある(かっこ内はわすれていたので調べた)。このウリはシロウリのことだろう。

 香港では<瓜(kwaと発音する。北京語のピンインは gua)>のつくのが多い。

西瓜(スイカのこと)
南瓜(カボチャのこと)
冬瓜(日本ではトウガンと発音する)
青瓜(キュウリのこと。北京語では黄瓜という)
丝瓜、節瓜(どちらだかわからないが表面に細かい毛の生えたキュウリ)
苦瓜(日本ではニガウリか)
哈密瓜(これは甘いしメロンの香りがある)

以上は季節を問わずあるようだ。

ウリ科のラテン語学名Cucurbiataceae<ククルビタ . . . . .>はおもしろい名前だ。キュウリの英語はcucumber だが英語らしくない。<cool as a cucumber>という言い方があるが、使い古されているし、今は冷蔵庫があるので、何か変だ。使わない方がいい。日本語の<ウリ>だが,語源はなにか?キュウリが一番馴染みがあるが、Wikiの解説では


キュウリ胡瓜Cucumis sativus L.)とはウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実のことである。野菜の一種として食用にされる。
かつては熟した実も食用とされたが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実を食用とするようになった。インド北部、ヒマラヤ山麓原産。日本では平安時代から栽培される。漢字表記で使われる胡瓜の「」という字は中国から見た西方諸民族を指し、シルクロードを渡って来たことを意味している。
「キュウリ」の呼称は、漢字で「木瓜」または「黄瓜」(きうり、現代中国語でも「黄瓜」)と書いていたことに由来する。上記の通り現代では未熟な緑色の実を食べる事からあまり知られていないが、熟した実は黄色くなる。

(後略)



という歴史的な説明がある。<黄瓜(キウリ)>の<ウリ>はやまとことばか?

ウリ科の中国語は葫蘆科で葫蘆は<hulu>と発音する。葫芦学名Lagenaria siceraria)はヒョウタンのこと。ヒョウタンの形をした実(み)もヒョウタンだが、黄色い花が咲く種だ。中国ではこのヒョウタンつまりは葫蘆<hulu>がウリ科(葫蘆科)を代表する種なのだ。<hulu>は頭の<h>が消えると<ulu>。<h>の発音は中国でも不安定だ。いまでも地域、人によっては<ノドチンコ>をふるわすフランス語の<r>に近い発音だ。これだと<wuru>にも聞こえる。そのあと<lu>は発音しずらく<ule>になりがちだ。<le>の<e>は<エ>ではなく曖昧母音の<e>。<ウ>と<エ>と<オ>の中間でアクセントはおかれず軽く発音する。日本語にはこの曖昧母音の<e>がないので表記しずらいが、<ウル>の<ル>を弱く短く発音する。この<ウル>は日本語化されて<ウリ>になった、のではないか。あるいはもっと単純に hulu ->ulu ー>  uli。

ヒョウタン(葫蘆)はおもしろい、というか味のある<かたち>をしている。中国画では画題になるのだ。一般的なウリ科の花は黄色くなぜかしわくちゃなのが多い。


























これは何ウリだかわからない。私が住むコミュニティ(日本の団地のようなもの)のコミュニティ野菜園で見つけた。



























スズメウリ
Zehneria japonica (Thunb.) H. Y. Liu 老鼠拉冬瓜

これは< japonica>だが香港でよく見る雑草の類。


sptt






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