Sunday, August 25, 2019

ナス



例によってWikiの解説。


ナス科(ナスか、学名:Solanaceae)は、双子葉植物綱キク亜綱ナス目クロンキスト体系)のの1つ。115属2678種からなる大きな群である。ナスに加え、ジャガイモやトマトなど多くの有用植物が属している。


したがって<ナス>はナス科のナス目のナス属のナスでナス科の代表植物。


特徴

熱帯から温帯にかけて、世界では115属2678種ほどがあり、その多くはナス属に分類される。ナスやトマト、ジャガイモなどが属するナス属、トウガラシやピーマンなどが属するトウガラシ属タバコなどが属するタバコ属、チョウセンアサガオなどが属するチョウセンアサガオ属、ホオズキなどが属するホオズキ属、ペチュニアなどが属するペチュニア属などが知られている。多くは一年草もしくは多年草、低木の木本がある。葉は互生し単葉だが、まれに複葉のものもある。花は両性花で放射相称で、花冠が5裂するのが特徴。ピーマンやトマトを輪切りにすると、5つに分かれているのが確認できる。雄ずいは5本あり、花冠裂片と互生して花筒につく。は2室で、先に孔が開くか縦裂する。子房は上位で2室で花の中線に対して斜めになり、膨れた中軸胎座に多数の倒生または半倒生胚珠をつける。漿果あるいはさく果をつける。種子には胚乳がある。アルカロイドを含み薬用になるものもあれば、有毒なものもある。



ナスは<ナス(茄子、茄、ナスビ、那須、学名Solanum melongena)はナス科ナス属の植物(Wki)>の名前がある。学名のmelongena はmelon と関係がありそうだが、そういう解説は見当たらない。英語名は Eggplant と思っていたが、これはアメリカ英語でイギリス英語は別のようだ。(Eggplant (US, Australia), aubergine (UK) Wiki)。この Eggplant 自体変な名前だが、ナス科(Solanaceae)の英語がまた変で Nightshade という。Nightshade family(ナス科)なのだ。こういう変にこなれた名前があるということはナス、ナス科の植物が身近なものであった証拠と言えるが謎めいてもいる。やまとことばの<ナス>あるいは古語の<ナスビ>の語源は不詳。二音節の語なので語源をさぐるのは難しい。<ナスビ>は<ナ+スビ>でばなく<ナス+ビ>で,<ビ>は接尾辞だろう。やまとことばの<なす>も<身近なものであった証拠と言えるが謎めいてもいる>のかもしれない。
中国名は一字の<茄>で科名は<茄科>。トマトはナス科をこれまた代表するが広東語では<番茄>。<番>は<外来>の意で、いわば<西洋茄>。<石榴>は<ざくろ>で<番石榴>が Guava のことだ。<石榴>の広東語の発音は<セクラウ>で<ざくろ>に近い。さらにトマトケチャップは<番>の字がない<茄汁>というが広東語の発音は<ケーチャップ(ケーツァップ)>、この発音が西洋に輸入されて<ケチャップ>になったと見る。

謎めいたところで、上記の説明では数字の<5>が<花冠が5裂するのが特徴。ピーマンやトマトを輪切りにすると、5つに分かれているのが確認できる。雄ずいは5本あり>と3度出てくる。ナス科の花は五弁の花が多いようだ。ナス科以外でも五弁の花はさほどめずらしくないが、おしべ(雄ずい)が5本はごく普通というわけではない。読んだわけではないが<自然界にひそむ「5」の謎 (ちくまプリマーブックス)>という本がある。<5>はマジックナンバーか?

もっとも植物学では<5-merous>という専門用語がある。

最近ナス科の雑草でSolenum americanum、香港での中国名<少花龍葵>をスケッチしようとしてよく見たら、傘の骨状(Cyme)に出ている小さい花がもののみごとににみな5本出ているのだ。(下のスケッチ参照)。おしべ(雄ずい)が5本は気が付かなかったが(相当小さい)、これは大発見と植物図鑑で調べてみたわけだ。実際のとこ図鑑で調べるまではこれがナス科の雑草でSolenum americanum、中国名<少花龍葵>とは知らなかった。別のところでも書いたが、中国の植物図鑑の多くは中薬(漢方薬)図鑑で<少花龍葵>も中薬として、私がスケッチしたのとほぼ同様のもの写真にのっていたので<少花龍葵>とわかった次第だ。<少花龍葵>は香港ではかなりの雑草で街中のそこここで見られる。花は小さいが葉や茎は程よく上にもむかって三次元に広がり見栄えがする。中国名の<少花龍葵>は<龍葵>に比べて花は<少ない>ということのようだが、広がった葉や茎に比べて花が一般に<小さく>、<少ない>のが多いようだ。しかしかなり花をつけたのもある(下のスケッチ参照)。

























Solanum americanum

<少花龍葵>の親分は<少花>がない<龍葵(Solanum nigrum)>。花は似ているが葉が厚く色も濃い緑いろ。 <少花>の字がないが目立って花が多いわけではない。また<少花龍葵>よりも木質かが進んでいる。<nigrum>は実が(オレンジ色を経て)黒くなるからだろう。

ナスの花らしくなくナスのような実もならないが、ナス科の灌木に大鴛鴦茉莉 Brunfelsia calycina (資料によってはBrunfelsia paucifloraというのがある。英語名は<Brazil Raintree>というのが名札にあるのでブラジルが原産地だろうが、香港では街中の公園でよく見かける。たいていは花が咲いているので四季咲きか。香港で、多分南方の中国でも、よく植えられていいるのは花の典雅な(高雅で不俗な)きれいさもあるが、名前の鴛鴦(オシドリのこと)が大いに関係しているだろう。なぜ鴛鴦(オシドリ)かというと、この花は白と青ムラサキの二色なのだ。実際は濃い青ムラサキの花が時間とともに白にかわるようだ。したがって中間の淡い青ムラサキの花もある。花弁(調べていないので、花弁らしきもの)はナス科の<5>だ。よく見たことはないが花の真ん中は何もないように見える。






 















スケッチに書いてあるがいい香りがする。したがって名前に<茉莉(ジャスミン)>がついている。
これはかなり前のスケッチで、この手のスケッチを始めた2009に描いたもの。当時のめずらしく出来のいい作で、気に入ったのかハンコが押してある。

最近この花の兄貴分(あるいは姉)に相当する開花時の木に遭遇した。木も花も鴛鴦茉莉より大きく、花は立体的で花の典雅さはいっそう増している。学名は Salanum wrightii。中国名は大花茄だ。








 

















Solanum wrightii 


道端で見られるのに白い花は小さいが葉の大きい水茄(Slolanum torvum)というのがある。


























Slolanum torvum 中国: 水茄

 

以外だがジャガイモはナス科。


ジャガイモ(馬鈴薯〈ばれいしょ〉、英: potato学名Solanum tuberosum L.)は、ナス科ナス属の多年草多年の植物。(Wiki)|

Wikiに花の写真があるが、上のSalanum wrightii(大花茄)を小さくしたようなのようなきれいな紫色の花だ。

 

sptt

Thursday, August 22, 2019

スミレ


Wikiの解説



種名としてのスミレViola mandshurica)は、道ばたを咲かせる野草である。深い菫色)の花を咲かせる。
地下茎は太くて短く、多数のを根出状に出す。葉は際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつける。
花は独特の形で、ラッパのような形の花を横向きかやや斜め下向きにつける。5枚の花びらは大きさが同じでなく、下側の1枚が大きいので、花の形は左右対称になる。ラッパのに当たるのは大きい花弁の奥が隆起したもので(きょ)という。花茎は根際から出て、やや立ち上がり、てっぺんで下を向いて花のラッパの管の中程に上側から着く。
平地に普通で、山間部の道ばたから都会まで、都会ではコンクリートのひび割れ等からも顔を出す。

(中略)

分布

 北海道から屋久島までの日本列島に広く見られる。国外では朝鮮中国からウスリーに及ぶ。

” 

という具合で、 温帯の日本を代表する<きれいな花をつける雑草>と言えそう。だがViola mandshurica mandshurica Manchurian(満州)の意だ。Manchurian(満州)の地に咲くスミレもわるくない。またスミレ科のスミレ属のスミレなのでスミレ科の代表でもある。個人的には残念ながらこの雑草スミレを見た記憶がない。見たことがあるのは園芸品種のスミレだ。<スミレ>の語源を調べて見たが、やまとことばで語源不詳。ここでは詮索しないことにする。特に理由がうかばないが<澄(す)む>、<片すみ>の<すみ>の関連語か。または韓国語由来かもしれない。

























雑草スミレでは、香港で学名 Viola Inconspicua というのを見つけた。名前はいかにも雑草スミレだ。 Inconspicua は容易に推測がつくが<not conspicuous>の意のラテン語形容詞。Viola が女性名詞なので、末尾が呼応して<-cua>となっている。中国名は<長菫菜>。香港は亜熱帯なのでスミレ種の宝庫日本ほど品種は多くないようだ。

























Viola Inconspicua

はじめにでてきた日本のスミレViola mandshurica)の


地下茎は太くて短く、多数のを根出状に出す。葉は際から出て、少し長めの葉柄があって、少しやじり形っぽい先の丸い葉をつける。



にきわめて似ているが<先の丸い葉>ではない。


























Viola Inconspicua


残念ながら花が見られなかったが、小さい丸い種が三つに分かれた鞘(さや)にたくさんあるのが見られた。(2019年8月下旬)


sptt

Tuesday, August 13, 2019

トウダイグサ



Wikiの解説はごく簡単で


トウダイグサ(燈台草、学名: Euphorbia helioscopia)は、日本では本州以南に広く分布し、日当たりのよい荒地や畑などに生える二年草

草丈は20センチメートルから30センチメートル程度。のつきかたに特徴があり、茎の中程の葉はヘラ型で互生するが、茎の頂部の葉は丸みの強いヘラ型の葉を5枚ずつ輪生する。茎の頂部からは放射状に花茎を伸ばす。花期は4月から6月。苞葉の中に黄色い花を複数つける。苞葉は椀状で、その中に黄色いがある様が、燈火の皿に見立てて和名がある。茎や葉を傷つけると白い乳液を出す。全草にわたり有毒である。



<トウダイ>は東大(東京大学)でも灯台(Light House)でもなく<燈台>。だが<燈火の皿に見立てて和名がある>とは言うが、<トウダイ>は耳できいただけで東大か灯台を連想し<燈火の皿)>はまず連想しない、というか現代人は実際に見たことがないので連想も難しい。また<燈>は旧字体で新字体(教育漢字か)は<灯>。ことさら<燈>の字を使うのは<間違い>だろう。<燭台(ショクダイ)>は少し違いようで<皿型燭台>とか<燭皿(ショクザラ)>ならよさそうだが、ほとんど聞かない。時代劇で時々見かけ、昔はよく使っていたので<燈台>に相当するやまとことばがあったのではないか。いずれにしても<トウダイ>はやまとことばではなく漢語だ。そしてこの<燈火の皿>形の苞葉がトウダイグサの目につく大きな特徴なのだ。<苞葉>の<苞>の字は見たことがないし、絵か写真をみないと何だかようくわからない<、日本では本州以南に広く分布し>で残念ながら日本全国で見られるというわけではないのだ。

一方<トウダイグサ科>の説明は


トウダイグサ科(トウダイグサか、Euphorbiaceae)は双子葉植物の科で約300属7500種以上を含む大きな科である。特にトウダイグサ(ユーフォルビア)属 Euphorbia が多く1500種ほどある。



で大家族なのだ。わたしの見解はトウダイグサ科の草花、草木さらには樹木は<プロ好みの植物>。特に花の構造はかなり複雑で、美しいのもあるが奇妙なのも少なくない。長くなるが Wikiの<トウダイグサ科>解説を続けると

 

特徴

日本にはそれほど多くないが、特に熱帯(東南アジア南アメリカアフリカ)に多く、草本から高木まである。一部多肉植物もあり、見かけはサボテンに似る。
は雌雄異花で、一部の群では退化する傾向があり、特にトウダイグサ属ニシキソウ属(トウダイグサ属にまとめることもある)は非常に特殊化した花序の杯状花序をつける。これは小型のカップ状の総包(蜜腺を有する)の内側に単一の雄蕊からなる雄花が輪を作り、中央に単一の雌蕊からなる雌花が1個あって、全体として1個の花のように見える。果実はふつう分離果(種子ごとに分かれる)で熟すると弾けるものもある。葉は単葉または複葉で、多くは托葉がある。
一つの重要な特徴として子房が3つの心皮が寄り集まって三室となっている点がある。つまり、中空の粘土で出来た紡錘形の塊を三つ寄せ集めたような形である。柱頭もこれに対応して三つに分かれる。このようないわゆる三数性は単子葉植物には共通する特徴であるが、双子葉植物では多くない。植物に詳しい人やこの分野に勘が働く人はこのような雌しべや果実を持つ双子葉植物で分からないものがあれば、とりあえずトウダイグサ科を疑う。
有毒種が多い。ハズ(クロトン)Croton tiglium などに含まれるホルボールエステルは代表的な発がんプロモーターで、急性的には炎症を起こす。ヒマの種子のリシンは猛毒タンパク質である。ヒッポマネ連に含まれるマンチニールは、ギネス世界記録で世界一危険な樹と記録されている[1]

利用

経済的に重要な種としては、食糧として重要なキャッサバ、天然ゴムを採るパラゴムノキ Hevea brasiliensis がある。またヒマ(トウゴマRicinus communisアブラギリ Aleurites cordata など種子から油を採る作物があり、ヒマから得られる「ひまし油」は下剤としても用いられた(これらの油は食用にはならず塗料などに用いられる)。ナンキンハゼ Triadica sebifera の種子からはろうそく(和蝋燭)用のろうが得られた。観賞用のものはトウダイグサ属に多く、ポインセチア Euphorbia pulcherrima のほか、ショウジョウソウ Euphorbia cyathophoraハツユキソウ Euphorbia marginataハナキリン Euphorbia milii や多数の多肉植物などがある。 

分類

トウダイグサ科は次のような亜科に分かれる。連・属は非常に多いので、代表的なもののみ記す。



と専門用語がでてきてこれまた絵科写真をみないと想像できない箇所があるが、いろいろおもしろそうなことが書いてある。 <日本にはそれほど多くないが、特に熱帯(東南アジア南アメリカアフリカ)に多く、草本から高木まである。>で、私が住んでいる東南アジアの香港では、高温多湿の長い夏には閉口するが、トウダイグサ科のおもしろい草木が色々見られる。前にも書いたがキツネノマゴ科、クマツヅラ科の草木も同じような状況。


ハナキリン

上のWikiの解説の最後の方にハナキリンというのがある。学名はEuphorbia milii でトウダイグサ(ユーフォルビア)属 Euphorbia。ハナキリンは花麒麟で、キリンはアフリカや動物園にいる実際のキリンではなく、麒麟ビールの麒麟、つまりは中国の想像上の動物。相撲力士で麒麟児というのがいたが同類で<きわめてまれに世に出てくる動物、人>ということだ。したがってハナキリン<きわめてまれに世に出てくる花>。花麒麟は中国語名でもあるようだが、普通は鉄海棠、という。香港繁字版Wikiでは

 ”
虎刺梅(學名Euphorbia milii),又麒麟花、鐵海棠

 ”
 
となっている。花は秋海棠に少し似ている。大花と小花がある。花はかわいいが、サボテンのような大きな棘(とげ)があるので、少しおそろしげでもある(虎刺梅)。花の構造もヘンテコでトウダイグサ科の特徴だ。




























 

Euphorbia milii

上のスケッチは定期検診で行く病院で(待ち時間がやたら長いのでスケッチブック持参でいくことにしている)、2-3時間待たされている間に庭にあるを描いたもの。庭の世話をしているひとは麒麟花とも鐵海棠ともいうと言っていた。また花の由来だか漢方薬の効用だかを話してくれたが、よくわからなかった。

 

ポインセチア(Poinsettia)Euphorbia pulcherrima

香港では聖誕花と呼ばれて、クリスマスの時期にあちこちで見られる。目にするには冬場に限られるがトウダイグサ科の代表ともいえる。






 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ポインセチア(Poinsettia)
 
 
 Aleurites moluccanus(中国名:石栗。 日本語名はほとんどなじみのないククイ)




















 

上の写真白っぽいとこころがあるが、この木全体的に白っぽい。大きな頑丈な木で、すさまじい台風の強風にもまず倒れない。昨年(2018年)Mangostinという名の超大型の台風で、香港の20-30%の木が倒れたが、石栗は倒れていない。中国名の石栗は形は栗には似ていないが石のように堅い実がなるところからきている。香港に来たころ(1995年)まず目についた木の一つ。

Wikiの写真 

Starr
      020803-0119 Aleurites moluccana.jpg


 

上のWikiの解説にあるように<花は雌雄異花>だが、同じところ(クラスター)に混在しているのが特徴。言い換える<お花>と<め花>が混在しているということ。<花は雌雄異花>でも<お株>に<お花>、<め株>に<め花>というのが多い。植物専門家のようなことを書いているが、これを発見するのには少し時間がかかった。

















 

 

Flora of Hong Kong という立派な本(全5巻)があるが、植物学専門用語が多くわかりにくい。(おそらくコピーのコピーの英語版といったところだ)

Flora of Hong Kong







わからないので20年ぐらい前に買った Hong Kong Tree(廃版)で調べてみた。この解説は簡潔でわかりやすい。ここに<花は雌雄異花で、同じところ(クラスター)に混在している。 . . . . . >とやや詳しく書いてある。一方 Hong Kong Flora の方には肝心なこのことが書いてない。


sptt



Sunday, August 11, 2019

オオバコ


<オオバコ)のWikiの解説


オオバコ(大葉子、学名Plantago asiatica)とはオオバコ科オオバコ属多年草。中国では車前草(しゃぜんそう)ともいう[1]

和名の由来は、葉が広く大きいことから「大葉子」と名付けられたと一般にいわれるが、当て字だとする説もある。地方により、(中略) 「車前(しゃぜん)」は漢名で、車(牛車馬車)が多く通る轍(わだち)によく生えることからこの名がつく。
日本では北海道から沖縄までの全土のほか、国外では千島朝鮮半島中国台湾サハリンシベリア東部、マレーシアなど東アジアを中心に広く分布する。高地から平地までの野原や荒れ地、道端などにごく普通に自生する雑草である。踏みつけに強く、人などがよく踏む道端などの場所でよく見られる。踏みつけが弱い場所では、高くのびる性質を持たないので、他の草に負けてしまう。



キク科に<オ二タビラコ(鬼田平子)>というのがあり、<オオバコ(大葉子)>でよさそう。<子(コ)>は雑草の愛称接尾辞といっていい。子供のころ<踏みつけが弱い場所では、高くのびる性質を持たないので、他の草に負けてしまう>という理由はなかったが<踏みつけに強く、人などがよく踏む道端などの場所でよく見られる>という話は親だか学校の先生だかに聞いた覚えがある。
  
学名の Plantago asiatica は オオバコ科 (Plantaginaceae) はPlantagineae (オオバコ)連のオオバコ属 Plantago に入り、科を代表している。この学名はフランス系ぼの英国のプランタジネット王朝を思いうかべるが、

これまたWikiの<プランタジネット王朝の>解説では


「プランタジネット」とはマメ科の植物エニシダの木(planta genesta、日本名は「金雀枝」)のことで、ジョフロワ4世がエニシダを紋章としていたことから、後に家名となった。ただし、「プランタジネット」を姓として名乗ったのはヨーク家ヨーク公リチャード・プランタジネットが最初である。 


となっているので、関係はない。優雅ではないが<踏みつけられてこそ生きていく>雑草の名が王朝の名になってもことさら変ではない、と思うが。

さてオオバコ科 (Plantaginaceae) はいろいろ問題があるようで、またまたWikiから引用になってしまうが


オオバコ科 (Plantaginaceae) は双子葉植物シソ目
形態を基にした新エングラー体系及びクロンキスト体系では、オオバコなどを含む小さい科として扱われてきた。しかし分子系統学による研究で、これまでゴマノハグサ科とされてきた大きなグループが多系統であることが明らかになり、APG植物分類体系では、オオバコ科は、キンギョソウオオイヌノフグリジギタリスなどを含むような再編先の科となっている。

分類

APG IIIではシソ目に含まれ、12のに約90属1700種を含む。



かなりの大家族。また上の解説は<見かけ(形態)では素性はわからない>ということか。中国版(台湾)Wikiでは



 ”

のたくさんの属が載っている。中国版を取り上げたのは個人的な理由で日本語版との比較が容易ではないか、と考えたため。

金鱼草属 Antirrhinum

金魚草はゴマノハグサ科ポストで取り上げている。ゴマノハグサ科は中国語では玄参科と言う。

野甘草属 Scoparia

甘草の名は漢方薬で聞いたことがある。だが甘草は

甘草學名Glycyrrhiza uralensis,英語:Licorice

でマメ科。  日本語Wikiでは


ウラルカンゾウ(ウラル甘草)は、マメ科カンゾウ属の1種で、(広義の)甘草に含まれる。別名トウホクカンゾウ(東北甘草)。
原産地は中国東北部とされている。

日本薬局方においては、ウラルカンゾウ(別名東北甘草、学名G. uralensis)またはスペインカンゾウ(別名西北甘草、リコリス、学名G. glabra)の甘草が基原植物とされており、グリチルリチン(グリチルリチン酸)2.5%以上を含むと規定されている。 

そう簡単ではない。一方野甘草は 

野甘草属 Scoparia

Scoparia dulcis で日本にはなさそう。香港では道端や空き地でよく見る雑草だ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 














多分これが Scoparia dulcis (野甘草)


クワガタソウ属(ベロニカ属) Veronica - オオイヌノフグリなど多数。 

Vernica とイヌノフグリでは名前は大違い。中国名も婆婆纳属 Veronica でよくわからないがおもしろい名前だ。 婆婆纳は pó pó nà と発音する。Veronica は维罗妮卡だが、婆婆纳はVeronicaがなまったものだろう。

 オオイヌノフグリは<オオバコ科、ゴマノハグサ科 (キンギョソウ、オオイヌノフグリ、ジギタリス)>で取り上げている。


sptt


Sunday, August 4, 2019

クマツヅラ


<キツネノマゴ>に続いて<クマツヅラ>をとりあげる。

日本語のサイト http://arakawasaitama.com/hanaindex/subkumatsudura.html に

クマツヅラ(久末都々良)の名は900年代に書かれた「和名抄」に登場し、漢方では馬鞭草(ばべんそう)と呼ばれ止血、消炎作用があるという。

(中略)

クマツヅラの名の由来はよく分かっていないが、一説には花の後、米粒状の実が穂状に付くので 「米ツヅラ」 がなまってクマツヅラになったとか、また 花穂が長く伸びるため、ウマウツツヅラ(馬打葛)の転」(花と樹の事典)とも言われる。



という解説がある。動物の熊(クマ)は関係ないだろう。

一方<ツヅラ>は、以前に取り上げた<ノウゼンカズラ>の<カズラ>と同く葛>(ツル性植物)の意がある。あまり馴染みはないが、ツヅラフジ、ツヅラフジ科というのがある。クマツヅラ科を代表するのだが、キツネノマゴ科の<キツネノマゴ>と同じく日本では馴染みがない。

Wikiの解説は


クマツヅラ科 (Verbenaceae) は被子植物の科。熱帯を中心に分布し、一年草から高木まであり、一部はつる性。花は放射相称(花弁は5裂)または左右相称で、唇状のものもある。葉は多くは対生、果実は液果、核果または分果。全体に芳香または悪臭をもつものが多い。
花が美しいので園芸用に栽培されるものが多く、レモンバーベナなど一部のものはハーブあるいは薬草として用いられる。
日本列島にはクマツヅライワダレソウの2種が自生し、帰化植物もある。

分類

約351000を含む。



とあり、<花が美しい>のに、日本では熱帯ではなく温帯のためか残念ながらたった2種しか自生していないのだ。したがってこれまた日本では馴染みがない。

クマツヅラについては


クマツヅラ(熊葛、学名: Verbena officinalis)はクマツヅラ科クマツヅラ属多年草。鳩がこの草を好むことから「pigeon grass」(鳩の草)、「pigeon meat」(鳩の餌))と言う呼び名も持つ。


とある。

学名の Verbenaceae からは名前は聞いたことがある<バーベナ>というのがこの仲間を代表する花かもしれない。

香港は亜熱帯で、<花が美しく><芳香をもつ>クマツヅラ科の野生に近い草木が見られる。

まずはLantana L. シチヘンゲ(七変化)属 Lantana Camara


Wiki(台湾中国語版)の解説


馬纓丹(学名:Lantana camara),別稱五色梅、七色梅、五龍蘭、如意草、五彩花、臭草、臭金鳳、五雷丹、五色繡球、變色草等,客家人稱之為綿鼻公花,。原本主要分布於南美洲西印度馬纓丹屬Lantana)常綠灌木。一般花期大約是在4月中、下旬到隔年的2月中旬左右,不過也因氣候溫度的影響,幾乎整年都能看到開花,可說是常盛的植物。一叢花序之中常會有多色的變化,所以別名也稱為五色梅、五彩花;同時枝葉含有特別的刺激氣味,所以馬纓丹也有臭草、臭金鳳等別名。在台灣大約於1645 年由荷蘭人引入,因繁殖力強,目前為台灣平地野外普遍可見的外來種。



<枝葉含有特別的刺激氣>で必ずしも芳香ではないが悪臭ではない。また蝶が好きな花でもある。季節にもよるが蝶蝶が多く、少なく飛び交っている。





















 

 

もう一つは Duranta erecta 

これはWikiの解説があるが簡単だ。


デュランタあるいはドゥランタはクマツヅラ科デュランタ属英語版植物。通常「デュランタ」の名前で栽培されているのはデュランタ・エレクタ(Duranta erecta; シノニム : D. repens デュランタ・レペンス)で、和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ(台湾連翹)。

ハリマツリ=針茉莉 

マツリ=茉莉はジャスミンのこと。なぜ<>なのかよくわからない。だが中国の別名では<洋刺、番子刺、花墙刺>がある。またマツリは<祭り>がまず思いんでしまうので、<ハリマツリ>では何のことだか想像がつかない。トゲがあったとして<トゲジャスミンなら実物に近い花が想像できる。また台湾連翹假連翹も連翹普通は黄色い花なので実物想像しにくい。


Wiki(台湾中国語版)の解説



金露花(学名:Duranta erecta),又名蕾絲金露花、洋刺、番子刺、花墙刺、篱笆树、小本苦林盤、如意草、假連翹、英文名有Golden DewdropPigeon BerrySkyflower,是馬鞭草科金露花属的植物。原生於熱帶美洲以及加勒比地區



上記の解説にはないが、この花はなぜか動物性の香水(麝香、じゃこう)の芳香がある。Golden Dewdrop は花ではなく実を形容したもの。


 















































 

 

香港では金露花(Golden Dewdrop の訳)またはスケッチにあるように<香水假連翹>という名札もある(香港植物園)。簡単な<假連翹>は香りがないかとうとそうではなく、名札のない街中の花も香りがある。最近ラベンダー(Real Lavender) の匂いをかぐ機会にめぐまれたが、この花の匂いはラベンダーの匂いに近い。 香水は一般的でいろいろな香りがあるがこの花とラベンダーの匂いは香水というよりは化粧品の甘い香りだ。麝香(じゃこう)の香りか?私はあ麝香(じゃこう)の香りがする石鹸を長らく使っている。

 
もう一つ紹介する。名前は<假(仮)馬鞭草>、つまりは<ニセ馬鞭草>というもの。<馬鞭草<クマツヅラ>に少しにているが花の色は青紫。名前は假馬鞭草だが馬鞭草科の花だ。






















 

 

 Stachytorpheta jamaicednsis (假馬鞭草)。


さらにもう一つ紹介する。名前は中国名:冬紅花(学名:Holmskioldia sanguinea)。街中では公園以外に見ないが、繁華街から離れれば道路脇に咲いているところもある。花の形は特徴がある。スケッチのピンク色の花は(気に入ってはいるが)真っ赤なウソで実際の花の色は、この色が深紅なら深紅と言っていい。深紅は無意識にシンクと読むがこの<ク>は何か?学名の後ろにある sanguinea は<血>の意味で、この花の色は形とともに忘れがたい。中国名は冬紅花で、やはり赤(紅)が目立つのだ。













 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

冬紅花(学名:Holmskioldia sanguinea)

 

Flower Identification App では Veined Verbena と出てきた。

園芸品種で、いろいろな色がある。最近(2024年2月) 香港書植物園でそれこそ<いろいろな色>の バーベナ があり、そのうち4色を写生した。

 



 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 


Amazon Flower Shop の写真

 

 

 

sptt

Friday, August 2, 2019

キツネノマゴ


キツネノマゴの学名はJusticia procumbens 。一方キツネノマゴ科の学名はAcanthaceae。この学名Acanthaceae を残してるのは


日本語では (Wikiの解説から)

ハアザミ亜科 Acanthoideae はキツネノマゴ科最大の亜科で217属3220種を含み、6連に分けられる。
ハアザミ連 Acantheae 21属500種
ハアザミ属 Acanthus - アカンサス

キツネノマゴの方は
キツネノマゴ連 Justicieaeキツネノマゴ属 Justicia

のキツネノマゴ(Justicia procumbens)。

Wikiの解説では

 
特徴

(前略)

名前の由来はよく分かっていない。花序が花の咲いたあとに伸びるのがキツネの尾のようだとか、花の形がキツネの顔を思わせるからなどの説も見かけるが、根拠に乏しい。腰痛、風邪ひきに薬効があるともいうが、あまり用いられない。よく見れば可憐な花をつけるが、小さくありふれていることから注目度は低い。



根拠のない個人的な意見だと思うが<注目度は低い>キツネノマゴが科を代表する名になっている。<キツネの尾>も<キツネの顔>もそのままでは<キツネノマゴ>にはならない。写真で見る限り花序はキツネの尾ほど立派ではない。おそらく<マゴ>は<孫>ではなく、花が小さいので<小さいキツネ、コギツネ>の意の<キツネノコ>の<コ>に優美辞の<ま>がついたものだろう。<マキツネノコ>にはなりにくい。<かわいい、小さいキツネの子>を連想させた、と解釈したらどうか。もう一つは<キツネの顔>で<キツネのま顔(がお)>が<キツネノマゴ>になったと考えられる。<注目度は低い>草なのでこのように名前を詮索する人はほとんどいないと思われる。これから取り上げる中国語名では<注目度は高い>ようで別名がやたらある。その中に<小青草>というのがある。

中国語の方は、Wikiでは

爵床科: Acanthaceae
老鼠簕属 Acanthus

(注:老鼠簕.簕是指有刺的葉片.老鼠則指果實的形狀似老鼠.你話呢?
(http://www.hktree.com/visit/mangrove_ai.htm)


爵床属学名Rostellularia
爵床学名Rostellularia procumbens

でズレがある。ラテン語のprocumbens は<頭を垂れる>といった意味だ。もっともWiki以外の別の資料では多くは爵床=Justicia procumbens となっている。


中文名稱:

爵床                                                                            更多爵床
‧英文名稱: Rat-tail Willow,Creeping Rosellularia
‧學名:
Justicia procumbens Linn.
Justicia procumbens L. var. riukiuensis Yamamoto
Rostellaria procumbens (L.) Nees
Rosetllularia procumbens (L.) Nees
(爵床-
本草經)
Rostellularia procumbens (L.) Nees var. riukiuensis (Yamamoto) Ying
Justicia procumbens L. var. procumbens
‧科名:
爵床科(Acanthaceae)爵床屬(Justicia)
‧別名:
爵床(本草經),小鼠尾癀、鼠尾紅、鼠尾癀、筆尾紅、鼠筋紅、麥穗紅、風尾紅、香蘇『別錄』、赤眼老母草『唐本草』、赤眼『品匯、小青草『百草鏡』、蜻蜓草『綱目拾遺』、Ryakata'ppu、Zyakata'ppu(排灣)


台湾系のサイトhttp://kplant.biodiv.tw/%E7%88%B5%E5%BA%8A/%E7%88%B5%E5%BA%8A.htm


さてこの中国語<爵床>だが、少し調べてみると、これはどうも Justicia の音(オン、オト)読み(訳)のようだ。ちなみに英語では[dʒʌs'tɪʃə] と発音する。北京語では<爵>は<jué>(チュエ)と発音する。一方<爵>の意味は
 
1)古代饮酒的器皿,三足,以不同的形状显示使用者的身份。
2)君主国家贵族封号(中国古代分为“公”、“侯”、“伯”、“子”、“男”五等):爵位。官爵。爵禄(爵位和俸禄)。爵士。

(中国語サイト辞典)

とあり2)の方が日本人にはなじみがあるが、1)2)ともキツネノマゴとはまったく関係ないといっていい。<爵士>は上記2)の意味の熟語以外とは別に、英語の<Jazz>の音(オン、オト)読み(訳)で、<爵士舞>が Jazz dance だ。Jazz は日本語では<ジャズ>と書き、このように発音するが、英語の発音は<ジュエズ>を短くしたような発音だ。 この<ジュエズ>は中国語の<爵 jué(チュエ)士(si、ス)の方が近い。<Jazz>の後の<zz>も<(ズ、zu)ではない。多分アメリカで<ジャズ>と発音しても通じないだろう。さて、これだと<爵床>の<床(chuang)>の説明がないが、Justicia の<sticia >相当の語呂合わせとして加えたもの、としておく。 <爵床>は<爵状(zhuang)>とも書いていたようで、<床>(ゆか、中国では bed か)の意味はない。あくまで<爵 jué>で代表しているのだ。

いずれにしても、爵床=Justicia (ジャスティーシャ)で、爵床に意味はないのだ。


香港ではキツネノマゴ科で、Justicia の名はつかないが、小さな似た花で Asystasia micrantha というのが工事現場の近くで群生しているのを見つけた。







































話はそれてしまうが、このAsystasia micrantha の中国名は<小花十萬錯>という変てこな名前だ。これはどうも学名の訳のようでAsystasia - Systematic ではない=錯(まちがい)。 micrantha- micro (小さい)。なぜ<十萬>なのかは調べていない。現物でもスケッチでも白い花びらに青紫の小さな二筋がある花は、残念ながらすぐにはキツネの顔を想像させないが、まったく似ていないとも言い切れない。

https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0_crtegM4O5ONOOv0lB11ImfwFAR3zr3q3WRWUJR9iYRSbszjkKvMz5GGSSxGHBXz_pB43RIPleZsNuBN7Qds1nq7dBWdPzQBqy5c9PuTZsQc9OJTHyWM_fCz-5fKSMcAOJIZL_t5ZoIA/s800/animalface_kitsune.png

このイラスト無断拝借。逆三角形の顔と細目の上がり目が特徴で、耳と額(ひたい)が花びら。鼻とヒゲはなくても(手で隠しても)子ギツネの感じは出る。

Wikiののキツネノマゴ科の解説の中に


園芸植物も多く、代表的なものとしてアカンサスコエビソウ、ヤハズカズラ、アミメグサなどがある(栽培には温室が必要なものも多い)。


というのがある。リンクがないがヤハズカズラは香港で見られる。野生もある。ヤハズカズラの花は特徴的で、キツネノマゴとはかけ離れて、小型のアサガオだが、多くは黄色かオレンジ色。少し気味が悪いが中心が黒で、英語では Black-Eyed Susan というそうだ。中国名は翼葉山牽牛。牽牛はアサガオ類、ヒルガオ類の中国名だが、山牽牛はキツネノマゴ科だ。だが属名にもなっている。山牽牛と翼葉山牽牛(ヤハズカズラ)は違う。

山牵牛(学名:Thunbergia grandiflora)是爵床科山牵牛属的植物)

また個別種でもある。山牵牛(学名:Thunbergia grandiflora)はブルーのノウゼンカズラともいえ、しばらく誤解していた。
 

山牵牛(学名:Thunbergia grandiflora)の英語名はいくつかあるが、Bengal clock vine, Bengal trumpet、Blue trumpet vine というのがある。一方ノウゼンカズラの学名はCampsis grandiflora で、英語名は Chinese trumpet vine というのがあるが、Orange (or Scarlet or Red) trumpet vine でもいいだろう。両方とも蔓性の木で色は違いうが七の形(ラッパ型)や大きさ、付き方は似ている。ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)の中国名は凌霄花、科名-属名は紫葳科-凌霄属。 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山牵牛(Tunbergia grandiflora、Blue trumpet vine  

日本語は<ベンガルヤハズカズラ>と言うようだ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora)、凌霄花、

 

 

 

話はヤハズカズラにもどって

Wiki ヤハズカズラ


ヤハズカズラ(矢筈葛、学名:Thunbergia alata)は、キツネノマゴ科ヤハズカズラ属のつる性植物で、家庭園芸で観賞用に栽培されている。属名よりツンベルギアとも呼ばれる。 

名称

花の中心に目玉のような黒点があり、英語で Black-eyed Susan と呼ぶところから、「黒い瞳のツンベルギア」や「黒い瞳」などの表記も見られる。「黒い瞳」というよりは<黒い目玉>で気味が悪い。



中国名は上記のように翼葉山牽牛でヒルガオ科のの牽牛(アサガオ)が使われている。<翼葉>は葉(の根元)に翼があることを言っている。<翼><つばさ>というよりも<やはず>に似ている。

























Thunbergia alata

このスケッチ忘れないように Wings と書いておいたが、つるのようで違和感がない。 

ところで私は黒い目玉がないのにでくわした。これは気味が悪くなく、むしろあざやかなオレンジ色が美しい。



これもよく見ると<やはず>がある。


















Thunbergia を代表する花の一つは老鴉嘴(咀)。鴉は中国ではカラスのことだが老鴉嘴の花はカラスの嘴(くちばし)というよりはアヒル(鴨)の嘴(くちばし)に近いが、後からでてくる嘴(咀)花はもっとアヒル(鴨)の嘴(くちばし)に似ている。いずれもキツネノマゴ科の花の特徴だ。




 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



硬枝老鴉嘴. 學名: Thunbergia erecta
Thunbergia は属名で中国では山牽牛属とも老鴉嘴属とも言うようだ。

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山牽牛属(学名:Thunbergia),又名老鸦嘴属

"

 

 

 

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さて、キツネノマゴ科の中に Rungia, 中国名<孩儿草属>というグループ(属)があり、中国版ネット上で出てくる花を見ると、中にはキツネノマゴに似たのがある。<孩儿>の孩は<孫>、儿は<児>でいわば小さい子供、幼児のことだ。つまりは<幼児(姿)草>。かならずしも孫(まご)ではないが、キツネノマゴのマゴと関連がありそう。想像をたくましくすると、キツネノマゴの花は<おばあさんが孫を抱いている、または背負っている>姿と見えないこともない。だがそうすると今度は<キツネ>が何だかわからなくなる。キツネは人を化(ば)かすので、<おばあさんが孫を抱いている、または背負っている>のを花に見えるように化かしている、と考えたらどうか?孩儿草属にはいろいろなのがある。

https://baike.baidu.com/item/%E5%AD%A9%E5%84%BF%E8%8D%89%E5%B1%9E

腋花孩儿草 Rungia axilliflora H. S. Lo
囊花孩儿草 Rungia bisaccata D. Fang et H. S. Lo
中华孩儿草 Rungia chinensis Benth.
密花孩儿草 Rungia densiflora H. S. Lo
广西孩儿草 Rungia guangxiensis H. S. Lo et D. Fang
金沙鼠尾黄 Rungia hirpex R. Ben.
长柄孩儿草 Rungia longipes D. Fang et H. S. Lo
矮孩儿草 Rungia mina H. S. Lo
那坡孩儿草 Rungia napoensis D. Fang et H. S. Lo
孩儿草 Rungia pectinata (L.) Nees
屏边孩儿草 Rungia pinpienensis H. S. Lo
尖苞孩儿草 Rungia pungens D. Fang et H. S. Lo
匍匐鼠尾黄 Rungia stolonifera C. B. Clarke
台湾明萼草 Rungia taiwanensis Yamazaki
云南孩儿草 Rungia yunnanensis H. S. Lo [1] 


残念ながら日本では見られない。


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追加

<よく見れば可憐な花をつけるが>の例

Barleria cristata (假杜鵑)















































現物は杜鵑に比べると小さいが花がとてつもなくきれいな青紫。道ばたの草むらに隠れて咲いているのを見つけたが、しばしその美しさに酔い痴(し)れていた。


Eranthemum pulchellum 可愛花(藍花仔)


香港では野生だ。多分<花仔>の方が香港では通りがいいだろう。花の出方(でかた)はキツネノマゴだ。

https://www.treehk.com/%E5%8F%AF%E6%84%9B%E8%8A%B1



原產印度可愛花


























野生のEranthemum pulchellum 可愛花(蓝花仔)。もちろん写真の方が現物に近い。


Dicliptera chiensis (中国名は狗肝菜)



























上のスケッチでは花がよくわからないが(花よりの葉の造形に感心してスケッチした。このときにはキツネノマゴ科とは知らなかった)、下の写真を見れば<よく見れば可憐な花をつける>キツネノマゴ科の花と言えそう。キツネの顔に見えなくもない。

https://www.herbarium.gov.hk/PlantInfo/ACANTHACEAE/Dicliptera/chinensis/125826/304_Dicliptera%20chinensis_%E7%8B%97%E8%82%9D%E8%8F%9C_27-11-2014_125826_LR_WM.JPG

https://www.herbarium.gov.hk/PlantInfo/ACANTHACEAE/Dicliptera/chinensis/125826/304_Dicliptera%20chinensis_%E7%8B%97%E8%82%9D%E8%8F%9C_27-11-2014_125826_LR_WM.JPG 

 

 


以上は道端や工事現場の脇でみつかる雑草だが、名札付きで公園でよく見かけるのは鴨嘴花と雀尾花だ。

中文名(Chinese Name):鴨嘴花
学名(Scientific NameJusticia adhatoda L.
英文名(English Common Name):Malabar nut


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鴨嘴花 Justicia adhatod

花は鴨の嘴(くちばし)に見える。また花は下向きで頭を垂れている。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雀尾花
Crossandra infundibuliformis
Firecracker Flower
ACANTHACEAE 爵床

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ruellia
芦莉草(英語の中国語音訳、ルーリ)

輸入品種だが路傍に植えられている。爵床科: Acanthaceae 芦莉草属

 


日本(語)の花では

学名:Justicia brandegeeana 
和名:コエビソウ(小海老草)  その他の名前:ベロペロネ

科名 / 属名:キツネノマゴ科 / キツネノマゴ属

 


 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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