Monday, January 23, 2023

シソ科(クサギ属、Clerodendrum )

シソ科のシソは<紫蘇>でやまとことばではないが、<約250属7000種を含む>(Wiki)で超大家族。連、属では

ムラサキシキブ属 Callicarpa
クサギ属 Clerodendrum
ベンダー連 Lavanduleae ラベンダー属 Lavandula
ハッカ連 Mentheae ハッカ(メンサ)属 Mentha (ミント)

など、などがある。ここではクサギ属 Clerodendrum を取り上げる。クサギ属の特徴は

クサギ属 Clerodendrum L. はシソ科の樹木の属。かつてはクマツヅラ科とされた。萼から長く伸び出す長い筒部を持つ花冠と更にそこから伸び出す雄蘂と雌しべを持つ。(Wiki)

で花に比して長く伸び出した雄蕊があればクサギ属 Clerodendrum とみていい。香港でクサギは見たことはないが、クサギ属の草木(灌木)はそこそこあり見て飽きない。 中国名は<大青属>。葉が大きいからか。

 

日本のクサギ属

クサギ(臭木、Clerodendrum trichotomum)は日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小高木。葉に悪臭がある事からこの名がある。日本全国のほか朝鮮、中国に分布する。従来はクマツヅラ科に入れられてきたが、現在はシソ科に移されている。(Wiki)

中国名は

海州常山(學名 Clerodendrum trichotomum)又名臭梧桐。(Wiki)中国名の<大青属>は<海州常山属>と呼ばれることもある。

 

ヒギリ(緋桐)Clerodendrum japonicumシソ科の低木。花が美しいことから古くから栽培されてきた。(Wiki)

園芸種(Wiki)

ゲンペイクサギ Clerodendrum thomsoniae はシソ科の蔓性低木。花が美しいために栽培される。萼が白で花冠が赤いことからこの名がある。

これは香港でみられる。thomsoniae は人名由来中国名は<龍吐珠>で竜が真珠のような実を吐き出しているような様子にならったもの。種を見たことはない。英語名は<Bleeding Heart Vine>で、花が心臓から血が流れ出ているように見える(萼が白で花冠が赤い)様子にならったもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ゲンペイクサギ Clerodendrum thomsoniae

 

香港でみられるクサギ属

<龍吐珠>であれば次の<紅龍吐珠(別名:龍吐珠藤>がまさしく<竜が真珠のような実を吐き出している>様子だ。 

紅龍吐珠(Clerodendrum splendens)

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

紅龍吐珠 Clerodendrum splendens

 

ヒギリ(緋桐)に色、形が似ているのにClerodendrum paniculatum (英語名:Pagoda Flower、中国名:円錐大青)というのがある。



 

 












Clerodendrum paniculatum


Clerodendrum ugandese (英語名:Blue Butterfly Bush)というのがある。名が示すように輸入品種だ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Clerodendrum ugandese (Blue Butterfly Bush)

 

White Butterfly というのもあって、これは 中国名:化石樹。 名前はみたことがあるが、花を見たことはない。

Clerodendrum wallichii (中国名 :垂茉莉)
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Clerodendrum wallichii (茉莉)
 
 
クサギ(臭木)であれば
 
臭牡丹(Clerodendrum bungei
重瓣臭茉莉(Clerodendrum chinense
 
というのがある。 いずれも香港で見たことがある。重瓣臭茉莉は悪臭ではないが、芳香でもない。茉莉(ジャスミン)というよりは遠目ではバラに似ている。スケッチしたが見当たらない。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未確認。雄蕊は長い。

 

(注)あとで調べてみたら一年ほど前に<クサギ>のタイトルのポストがあった。重複箇所はあるが、目立つほどではないので、スケッチは重複しないようにしたが、文章はそのままにしいておいた。



sptt



 


Friday, January 13, 2023

サクラソウ、シクラメン

 <サクラソウ(桜草、学名Primula sieboldii) はサクラソウ科(Primulaceae)サクラソウ属多年草。>(Wiki) でサクラソウ科の代表。中国では普通<報春花>と呼ばれている。<春を告げる>花だ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Primula (報春花)


シクラメン (Cyclamen) はサクラソウ科ともヤブコウジ科ともいわれている。Wikiの解説は

子葉から数えて7、8枚目の葉が出た頃から花芽の形成が始まる。葉柄は長くハート形の葉には白斑があり、葉芽と花芽は対で生長し、花茎を伸ばして花をつける。日本における開花期は秋から春にかけてで、花弁は一重または八重、色は白や赤・黄・桃色と多様性に富んでいる。開花後はすぐ結実するが . . . .

 となっている。

<シクラメンのかほり(かおり、が正しい)>という歌が一時は流行(はや)ったのでシクラメンの名が一般的であるが、やまとことばでは<かがりびばな>というのがある。ヤブコウジ科は以前に取り上げたが、花より実が目立つのが多い。シクラメンは<かがりび>のような花が目立ち、上の解説や歌の歌詞にもあるように色もいろいろある。<開花期は秋から春にかけて>とあるので冬の花だ。亜熱帯の香港は寒い冬がごく短い、あるいはないに等しいためかシクラメンはほとんど見ない。今回たまたま見つけた。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シクラメン (Cyclamen)

 

<シクラメンのかほり>はメロディーもいいが歌詞がいい。シクラメンが女性の比喩なのは直喩ですぐわかるが、<季節>も比喩。だが暗喩で少し想像を働かさす必要がある。この想像を働かさすところがミソだろう。


 シクラメンのかほり (歌)  

https://lyricstranslate.com/ja/cyclamen-no-kahori-scent-cyclamen.html


真綿色した シクラメンほど
清(すが)しいものはない
出逢いの時の 君のようです
ためらいがちに かけた言葉に
驚いたように ふりむく君に
季節が頬をそめて 過ぎてゆきました
 

うす紅色の シクラメンほど
まぶしいものはない
恋する時の 君のようです
木もれ陽あびた 君を抱けば
淋しささえも おきざりにして
愛がいつのまにか 歩き始めました
 

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう
 

うす紫の シクラメンほど
淋しいものはない
後ろ姿の 君のようです
暮れ惑う街の 別れ道には
シクラメンのかほり むなしくゆれて
季節が知らん顔して 過ぎてゆきました
 

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう






The scent of cyclamen

Nothing is as fresh as a cotton-colored cyclamen
It's just like you when we first met.
When I spoke to you with hesitation
You turned around to me with a look of surprise
The season has gone by giving a blush on your cheeks.
Nothing dazzles like a light red cyclamen
It's just like you when you're in love
When I held you in my arms under the sunlight through the leaves
Before I knew it, love had begun to walk
Leaving behind even the loneliness.
Like a child who knows no fatigue
Time is passing us both by
If I could call it back
What would I hesitate to lose?
 
Nothing is as lonesome as a pale purple cyclamen
It's just like you when you turned your back to me
At a crossroad in the city at dusk
In the scent of cyclamen swaying vainly in the air
The season went by like a stranger
Like a child who knows no fatigue
Time is passing us both by
If I could call it back
What would I hesitate to lose?
 
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Regrettably the English translation cannot fully transfer the meaning of this good Japanese.
 

sptt