ミズキは水木(みずき)だ。
Wikiの説明は
”
ミズキ(水木、学名:Cornus controversa)はミズキ科ミズキ属の落葉高木。別名、クルマミズキ(車水木)。
樹高は10-15m。枝を扇状に四方に広げる。若枝は紫紅色で、はじめ細かい毛をもつが、のちに無毛になる。葉は長さ2-5cmの葉柄をもって互生し、広卵形から楕円形で縁は全縁、先はとがる。裏面は白く、弓形に曲がった5-9対の葉脈が隆起する。
花期は5-6月。新枝の先に多数の白色4弁の小白色花を散房花序につける。果実は核果、球形で紫黒色をしている。
和名は早春に芽をふく時、地中から多量の水を吸い上げることから。
”
とあるが<地中から多量の水を吸い上げる>のを目で見るわけにはいかないので納得がいかない。
別の説明では
https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9-%E3%83%9E%E8%A1%8C/%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD/
”
【ミズキとは】
・樹液が多く、春先に枝を切ると水が滴り落ちることから「ミズキ」と呼ばれる。扇状の枝が階段状に生じる姿は特徴的で、公園などの緑陰樹や街路樹として使われる。
・名前から想像できるようにハナミズキの仲間。一つ一つの花は控えめだが、遠くから見ると木全体が白く見えるほどになる。花期は5月~6月ころ。
・落葉樹としては艶やかで味わい深い葉を持つため、一般家庭では雑木の庭を作る場合に用いられることもある。小枝が鮮やかな赤色をしていることも趣がある。
・実は秋に黒く熟し、ヒヨドリなどの小鳥が好んで食べるが、強い風に弱く、熟す前に枝ごと落下することも多い。
・ミズキの材はコケシ(宮城県の鳴子など)、印鑑、下駄、箸、食器等に使われる。
”
という解説があり、こちらの方が説得力がある。この中に<ハナミズキの仲間>とあるが、正確にはミズキもハナミズキもミズキ科の仲間、となる。ハナミズキの方がよく知られているということだろう。
さて、<ウコギ>のポストの最後に書いたが、ミズキ科もかなり込み入っている。
Wikiの解説
”
ミズキ科(Cornaceae)は、被子植物の科の1つで、ミズキ、ハナミズキなどを含む。
特徴
高木、低木、また一部は多年草。
子房下位でがくは子房に合生、花弁は3–5枚。ハナミズキなどでは頭状花序が総苞で囲まれ1つの花のように見える。
主に北半球の温帯、若干が熱帯や南半球に分布する。
属一覧
APG III (2009) での範囲を記す。
- ミズキ亜科 Cornoideae
- ヌマミズキ亜科 Nyssoideae
含めることがあった属
クロンキスト体系 (1981) で含められていた属の、APG III での科は以下のとおり:
- アオキ属 Aucuba → ガリア科 Garryaceae
- Corokia → Escalloniaceae
- Curtisia → Curtisiaceae
- Griselinia → Griseliniaceae
- ハナイカダ属 Helwingia → ハナイカダ科 Helwingiaceae
- トリケリア属 Torircellia → トリケリア科 Torricelliaceae
”
冒頭のWikiの引用では<ミズキの学名はCornus controversa>となっているが、上にの属の説明の中に
ミズキ属(サンシュユ属)Cornus s.l.
ミズキ属 Swida - ミズキ
とある。だが、ミズキの解説の右横の表では
”
| 目 | : | ミズキ目 Cornales | 科 | : | ミズキ科 Cornaceae | 属 | : | ミズキ属 Cornus | 種 | : | ミズキ C. controversa |
| 学名 | Cornus controversa Hemsl. ex Prain | シノニム | Swida controversa (Hemsl. ex Prain) Soják | 和名 | ミズキ(水木) | 英名 | giant dogwood |
|---|
”
となっているので、間違いではないようだ。すなわちCornus controversa でも Swida controversa でもいいようだ。これ以上の詮索はしないが、日本語ではミズキ科ミズキで<ミズキ>が科の代表になっている。中国の方は、科名は山茱萸(サンシュユ)科だ。Wiki繁体字版の分類表は
| 目: | 山茱萸目 Cornales |
| 科: | 山茱萸科 Cornaceae |
| 属: | 山茱萸屬 Cornus |
| 种: | 山茱萸 C. officinalis |
となっており、山茱萸 Cornus officinalis が Cornales(目)、Cornaceae(科)、Cornus(属)を 代表する(officinalis)種だ。
山茱萸(サンシュユ)は耳で聞いていかにも中国語だ。一方ミズキは響きのいいやまとことばで、代表種でいいだろう。ハナミズキも耳で聞いて心地よい。
さて山茱萸(サンシュユ)は赤い実がなり、漢方薬になるようだが、赤い実ではグミがある。 Wikiの<グミ>の解説は
”
グミ (植物)
グミ(茱萸、胡頽子)はグミ科グミ属(学名:Elaeagnus)の植物の総称で、果実は食用になる。 なお、グミは大和言葉であり、菓子のグミ(ドイツ語でゴムを意味する"Gummi"から)とは無関係である。
”
とあり、<グミ>はやまとことばだ。またグミ科はあるが<グミ>という種はない、ということだ。さらに日本ではグミに茱萸と胡頽子の二つのまったく違った当て字の漢字があるということだ。本家の中国では山茱萸科は上記のようにミズキ科。いっぽう胡頽子科はグミ科に相当する。<ぐみ>の<み>は<実>だろうが、その前の<ぐ>はなにか?胡頽は現代北京語では hutui と発音するが(四声無視)、日本語では<胡>の読みは ko だ。胡耀邦(こようほう)の胡(こ)だ。頽の字は私は書いたことはないが頽廃(たいはい)の頽(たい)。したがって胡頽は<こたい>となる。<こたい>が<グ>になる可能性は少なそうだが、ないことはない。 だがもっと単純に<胡>の ko が gu に変わった、またはことばの輸入当時の<胡>の発音はgu といっていた、あるいは gu と聞こえていたのではないか。実際現代でも中国人のなかには、フランス語の喉ぼとけ(喉ちんこ)ふるわす r のように、喉ぼとけをふるわす h の発音をする人がいる(かなりいる)。この発音では hu は gu に近くなる。また<胡>は基本的に<外来>の意味がある。胡瓜(きゅううり)、胡弓(コキュウ、楽器)。したがって<胡実>は重箱読みになるが<グミ>(humi, gumi)で<外来の実>の意味になる。
sptt
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