<キツネノマゴ>に続いて<クマツヅラ>をとりあげる。
日本語のサイト http://arakawasaitama.com/hanaindex/subkumatsudura.html に
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クマツヅラ(久末都々良)の名は900年代に書かれた「和名抄」に登場し、漢方では馬鞭草(ばべんそう)と呼ばれ止血、消炎作用があるという。
(中略)
クマツヅラの名の由来はよく分かっていないが、一説には花の後、米粒状の実が穂状に付くので 「米ツヅラ」 がなまってクマツヅラになったとか、また 花穂が長く伸びるため、ウマウツツヅラ(馬打葛)の転」(花と樹の事典)とも言われる。
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という解説がある。動物の熊(クマ)は関係ないだろう。
一方<ツヅラ>は、以前に取り上げた<ノウゼンカズラ>の<カズラ>と同く葛>(ツル性植物)の意がある。あまり馴染みはないが、ツヅラフジ、ツヅラフジ科というのがある。クマツヅラ科を代表するのだが、キツネノマゴ科の<キツネノマゴ>と同じく日本では馴染みがない。
Wikiの解説は
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クマツヅラ科 (Verbenaceae) は被子植物の科。熱帯を中心に分布し、一年草から高木まであり、一部はつる性。花は放射相称(花弁は5裂)または左右相称で、唇状のものもある。葉は多くは対生、果実は液果、核果または分果。全体に芳香または悪臭をもつものが多い。
花が美しいので園芸用に栽培されるものが多く、レモンバーベナなど一部のものはハーブあるいは薬草として用いられる。
日本列島にはクマツヅラ・イワダレソウの2種が自生し、帰化植物もある。
分類
約35属1000種を含む。
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とあり、<花が美しい>のに、日本では熱帯ではなく温帯のためか残念ながらたった2種しか自生していないのだ。したがってこれまた日本では馴染みがない。
クマツヅラについては
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クマツヅラ(熊葛、学名: Verbena officinalis)はクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草。鳩がこの草を好むことから「pigeon grass」(鳩の草)、「pigeon meat」(鳩の餌))と言う呼び名も持つ。
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とある。
学名の Verbenaceae からは名前は聞いたことがある<バーベナ>というのがこの仲間を代表する花かもしれない。
香港は亜熱帯で、<花が美しく><芳香をもつ>クマツヅラ科の野生に近い草木が見られる。
まずはLantana L. シチヘンゲ(七変化)属 Lantana Camara
Wiki(台湾中国語版)の解説
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馬纓丹(学名:Lantana camara),別稱五色梅、七色梅、五龍蘭、如意草、五彩花、臭草、臭金鳳、五雷丹、五色繡球、變色草等,客家人稱之為綿鼻公花,。原本主要分布於南美洲、西印度,馬纓丹屬(Lantana)常綠灌木。一般花期大約是在4月中、下旬到隔年的2月中旬左右,不過也因氣候與溫度的影響,幾乎整年都能看到開花,可說是常盛的植物。一叢花序之中常會有多色的變化,所以別名也稱為五色梅、五彩花;同時枝葉含有特別的刺激氣味,所以馬纓丹也有臭草、臭金鳳等別名。在台灣大約於1645 年由荷蘭人引入,因繁殖力強,目前為台灣平地野外普遍可見的外來種。
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<枝葉含有特別的刺激氣>で必ずしも芳香ではないが悪臭ではない。また蝶が好きな花でもある。季節にもよるが蝶蝶が多く、少なく飛び交っている。
もう一つは Duranta erecta
これはWikiの解説があるが簡単だ。
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デュランタあるいはドゥランタは、クマツヅラ科デュランタ属の植物。通常「デュランタ」の名前で栽培されているのはデュランタ・エレクタ(Duranta erecta; シノニム : D. repens デュランタ・レペンス)で、和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ(台湾連翹)。
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ハリマツリ=針茉莉
マツリ=茉莉はジャスミンのこと。なぜ<針>なのかよくわからない。だが中国の別名では<洋刺、番子刺、花墙刺>がある。またマツリは<祭り>がまず思いうかんでしまうので、<ハリマツリ>では何のことだか想像がつかない。トゲがあったとして<トゲジャスミン>なら実物に近い花が想像できる。また台湾連翹、假連翹も連翹は普通は黄色い花なので実物を想像しにくい。
Wiki(台湾中国語版)の解説
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金露花(学名:Duranta erecta),又名蕾絲金露花、洋刺、番子刺、花墙刺、篱笆树、小本苦林盤、如意草、假連翹、英文名有Golden Dewdrop、Pigeon Berry、 Skyflower,是馬鞭草科金露花属的植物。原生於熱帶美洲以及加勒比地區
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上記の解説にはないが、この花はなぜか動物性の香水(麝香、じゃこう)の芳香がある。Golden Dewdrop は花ではなく実を形容したもの。
香港では金露花(Golden Dewdrop の訳)またはスケッチにあるように<香水假連翹>という名札もある(香港植物園)。簡単な<假連翹>は香りがないかとうとそうではなく、名札のない街中の花も香りがある。最近ラベンダー(Real Lavender) の匂いをかぐ機会にめぐまれたが、この花の匂いはラベンダーの匂いに近い。 香水は一般的でいろいろな香りがあるがこの花とラベンダーの匂いは香水というよりは化粧品の甘い香りだ。麝香(じゃこう)の香りか?私はあ麝香(じゃこう)の香りがする石鹸を長らく使っている。
もう一つ紹介する。名前は<假(仮)馬鞭草>、つまりは<ニセ馬鞭草>というもの。<馬鞭草<クマツヅラ>に少しにているが花の色は青紫。名前は假馬鞭草だが馬鞭草科の花だ。

Stachytorpheta jamaicednsis (假馬鞭草)。
さらにもう一つ紹介する。名前は中国名:冬紅花(学名:Holmskioldia sanguinea)。街中では公園以外に見ないが、繁華街から離れれば道路脇に咲いているところもある。花の形は特徴がある。スケッチのピンク色の花は(気に入ってはいるが)真っ赤なウソで実際の花の色は、この色が深紅なら深紅と言っていい。深紅は無意識にシンクと読むがこの<ク>は何か?学名の後ろにある sanguinea は<血>の意味で、この花の色は形とともに忘れがたい。中国名は冬紅花で、やはり赤(紅)が目立つのだ。
冬紅花(学名:Holmskioldia sanguinea)
Flower Identification App では Veined Verbena と出てきた。
園芸品種で、いろいろな色がある。最近(2024年2月) 香港書植物園でそれこそ<いろいろな色>の バーベナ があり、そのうち4色を写生した。
Amazon Flower Shop の写真
sptt








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