まずはWikiの解説
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サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ、Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉中高木。
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学名に indica がついているが
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中国南部原産。
花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられる。(中略)和名は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによる。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)。
英語名 Crape myrtle は、ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから。
中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから、百日紅ともいう。これから紹介する<大花紫薇>との対比から<小花紫薇>という名もある。日本での記憶からか、真夏の日中を思い起こさせる。
Lagerstroemia indica
私が住んでいる香港ではこのサルスベリも見るが、圧倒的に多いのは大花紫薇(Lagerstroemia speciosa、英語名(giant) crape-myrtle, Queen's crepe-myrtle)で、その名のとおり花が大きい、また木もそこそこ高いのが多い。枝ぶりは見栄えがし、葉も大きいので私はときどき ”大葉” 紫薇と思い違いしてしまう。紅葉するがこれまた見栄えがする。この大花紫薇、なぜか木肌はつるつるしていない。
ギンバイカ(myrtle)に似て、とあるがギンバイカ(myrtle)を写真で見る限りはあまり似ていない。
大花紫薇
大花紫薇
Wikiのサルスベリの説明には<猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)>とあるが、サルスベリはサルが登るほど幹や枝は太くなく、また背も高くない。大花紫薇はやや大きいのでサルは登れそうだが、こちらは上記のように木肌はつるつるしていない。サルスベリの名づけどこかおかしいようなところがある。子ザルがすべって遊ぶならよさそうだ。イギリスにサリスベリー(Salisbury)という地名があり、サリスベリー男爵といった人名もありそう。<サルも木から落ちる>ということわざの連想がはたらいているようだ。
さてこのサルスベリはミソハギ科(Lythraceae)だ。ミソハギは木ではなく草。見たことはありそうだが、どれがミソハギだかは分からない。またぞろWikiの解説になるが
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ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。
近縁のエゾミソハギとも、千屈菜(せんくつさい)と呼ばれて下痢止めなどの民間薬とされ、また国・地方によっては食用にされる。
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ミソハギ科は中国語では千屈菜科だ。<千屈>の由来は別の機会にするとして、ミソハギ科(Lythraceae)、千屈菜科の花木を見ておく。このミソハギ科はフトモモ目に属するが、フトモモ目には当然フトモモ科がある。フトモモは前に取り上げた。ここで注目したいのはユーカリで、ユーカリはフトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)のことだ。
Wikiの解説
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ユーカリはフトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の樹木の総称。常緑高木となるものが多い。和名のユーカリは、属名の英語読み「ユーカリプタス」を短縮したもの。学名の語源は eu-(真に・強く・良く)+ kalyptós(〜で覆った)、つまり「良い蓋」を意味するギリシア語をラテン語化したもの。蕾のがくと花弁が合着して蓋状となること、あるいは乾燥地でもよく育って大地を緑で被うことに由来して命名されたとされる。中国語や漢語では「桉樹」と書く。
オーストラリア南東部や南西部、タスマニア島におもに分布する。
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したがってユーカリは名前はきいたことがあるだろうが、実際に見るには日本から出て行かないといけないようだ。引用が長くなるが、Wikiの解説をつづけると、
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オーストラリア南東部や南西部、タスマニア島におもに分布する。後述のように、世界各地で移植・栽培されている。ユーカリには500種類もあり、変種も含めると800から1000もの種類になる。成長がとても早く、材木として注目される。70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もある。コアラの食物としてよく知られている。
(基本的には高木なのだ)
(中略)
ユーカリは、根を非常に深くまで伸ばし地下水を吸い上げる力が強いので、成長が早い。インド北部のパンジャーブ地方の砂漠化した地域の緑化に使われて、成功した。旱魃(カンバツ)に苦しんでいた地方が5年程で甦った例がある(参照:杉山龍丸)。また東南アジアでは熱帯林を伐採した跡の緑化樹として用いられている。
(基本的には高木でも、見たことはないが、根が深いので台風などで倒れにくいのだ)
(中略)
オーストラリアでは自然発火による山火事が多いが、ユーカリがその一因である。ユーカリの葉はテルペンを放出するが、気温が高いとその量が多くなるので、夏期にはユーカリ林のテルペン濃度はかなり上昇する。テルペンは引火性であるため、何かの原因で発火した場合、燃え広がり山火事になるのである[4]。樹皮が非常に燃えやすく、火がつくと幹から剥がれ落ちるので、幹の内側は燃えずに守られる[5]。根に栄養をたくわえており、火事の後も成長し続けることができ、新しい芽をつけることもできる[5]。
(基本的には樹皮が幹から剥がれやすいのだ)
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( )内はspttの注。
ユーカリ属のなかに
Eucalyptus citriodora Hook. レモンユーカリ…Catalogue of Life や World Flora Online ではユーカリ属とは別属の Corymbia citriodora (Hook.) K.D.Hill & L.A.S.Johnson のシノニム扱いとなっている[9][10]。
というのがあり、これは葉っぱがレモンの香り(味)がする。これは上の解説のテルペンか?この木が香港のビクトリア公園にあり(数本)、最近の大型台風(2018年)でビクトリア公園のたくさんの高木が倒れたがこの木だけは超高木でも倒れなかった。中国語では檸檬桉と名札に書いてある。この<桉>、多分普通語では an と発音するのだろうが、広東語では ngon で、これは英語の gum 由来ではないか。名札の英語名は Lemon(-scented) gum だ。
さてこのレモンユーカリ、檸檬桉、Lemon(-scented) gum だが、超高木でしかも下から上までサルスベリのように木肌がすべすべなのだ。木肌の色は、サルスベリの茶色と違い、白、淡い緑、灰色が混じったような色だ。サルが高所恐怖症でなければのぼって行くだろうが、すべり落ちる可能性がありそうだ。
sptt

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