Wednesday, November 27, 2019

タデ



このブログの兄貴分<sptt やまとことばじてん>の方で<蓼(たで)食う虫も好き好き>というのを
書いたことがある。よくわからない<好き好き>の意味を考えて見た。

<蓼(たで)>という漢字は書けても都会育ちのひとでは何が蓼かを知っているひとはそう多くはないだろう。<タデ>の語源は単純に<田出>で<田で出る>草、<田に出てくる>草だろう。タデはタデ科の植物だがタデ科はけっこう複雑。

<タデ>のWikiの解説


タデ(蓼)は、タデ科イヌタデ属学名: Persicaria)の一部[2]、より具体的にはサナエタデ節 (ペルシカリア節、sect. Persicaria) の総称である[3][4]。かつてイヌタデ属などはタデ属 (Polygonum s.l.) にまとめられていたが、Hedberg (1946) や続く研究者により、現在ではそれらは約8に分割される[5][6][1]。全て草本で、陸地生のものは一年草だが、水生のものには地下茎を引く多年草もある[4]
また、タデ科の一年草の中で穂状花序のものと定義することもある[7]。ただしタデ科内では、イヌタデ属サナエタデ節の他に、同属ミズヒキ節 sect. Tovaraイブキトラノオ属 Bistorta も花序は穂状である[8]
狭義にはサナエタデ節のヤナギタデ(柳蓼、Persicaria hydropiper (L.) Delarbre[9])を意味する[4][2]。本来の「タデ」はこので、「蓼食う虫」の蓼もこの種である。標準和名「ヤナギタデ」は、ヤナギに似ていることから。


つまりは「蓼食う虫」の<蓼(タデ)>の正式名は狭義には<ヤナギタデ>ということらしい。だが、<タデ科の一年草の中で穂状花序のものと定義することもある。>とすると、<ヤナギタデ>1種とは限らなくなる。

一方タデ科の方は、これまたWikiの解説からの引用になるが


タデ科Polygonaceae)は双子葉植物の科の1つである。50–60属[4]、約1100種[4]
種数の多い属としては、約250種のエリオゴヌム属 Eriogonum 、約200種のギシギシ属 Rumex 、約130種のハマベブドウ属 Coccoloba 、約100種のイヌタデ属 Persicaria がある[2]。かつては300種を有すタデ属 Polygonum s.l. があったが、約8属に分割された[4][5]
日本には3-12属約70種が自生または帰化する。



学名はPolygonaceae だが、かつてはタデ属 Polygonum があり、この中にヤナギタデPolygonum hydropiperがあった。 今は Persicaria hydropiper となっているので<タデ科-タデ属-タデ>がくずれてしまっているが、昔はタデ科を代表するのが<タデ>、絞り込めば<ヤナギタデ>ということになっていたわけだ。

ところでヤナギタデ(柳蓼、Persicaria hydropiper)だが<柳蓼>は葉がヤナギの葉に似ているからだが、学名 Persicaria hydropiper の<hydropiper>の<hydro>は<水>の意だ。Hydrogen 水素
Hydro generation 水力発電。

英語版Wikiの<Persicaria hydropiper>の解説 

 "
Persicaria hydropiper (syn. Polygonum hydropiper), also known as water-pepper, water pepper or marshpepper knotweed, is a plant of the family Polygonaceae. It grows in damp places and shallow water.

"
日本語版Wikiの<ヤナギタデ>解説 


ヤナギタデ(柳蓼、学名: Persicaria hydropiper)は、タデ科イヌタデ属[4]一年草[5]水辺などに生える雑草和名は、ヤナギに似ていることから[5]マタデホンタデともいう[5]

辛味がある(よく似たボントクタデの葉には辛味がない)。

は、わずかに紅色を帯びた白色[5]

"

で明らかに<水>と関連があるのだ。もとにもどって

<タデ>の語源は単純に<田出>で<田で(出る>草、<田に出てくる>草だろう。

で<田んぼ>には大体<水>がある。<水>がある頃の<田んぼ>に花が咲いて目だつのか?

ヤナギタデ(柳蓼、Persicaria hydropiper)は実際まだ見たことがない(または見たがまったく気がついていなかった)が、香港には丸い、あるいは四角い葉のタデ科の草がある。

Persicaria chinensis (Polygonum chinense)



 









































中国名は火炭母

中国語
台湾版Wikiの解説は


"
火炭母(學名Polygonum chinense L.英文名稱:China Knotweed、Chinese Knotweed、Southern smartweed[3][4]日文名稱:ツルソバ [4]別稱火炭梅、火炭藤、火炭星、火炭蓼、火炭只藥、旱辣蓼、橘麥草、五毒草、 賊骨草、野辣子草、野辣蓼、蕎花連、蕎殼蓮、蕎麥當歸、野蕎、天蕎麥、山蕎蓮、金蕎麥、金不換、暈藥、小暈藥、大紅袍、紅花蓼、紅山七、紅骨清飯藤、黃澤蘭、黃鱔藤、白飯草、白飯藤、蝴蝶藤、灰炭藤、雞屎蔓、信飯藤、冷飯藤、清飯藤、秤飯藤、烏飯藤、烏飯菜、烏灰子、飯藤、斑鳩飯、鳩飯草、枯錐飯、米點紅、土川七 、川七、雞骨七、溜子七、蕎子七、九斤錘、九牛造、水黃連、水拖沙、沙壩子、酸廣台、酸桶筍、酸筒桿、碎骨丹、接骨草、接骨丹、接骨筍、老蛇筋、老鼠蔗、拔毒散、赤地利、貫頭尖、莫杷及震天雷等[2][5],為蓼科蓼屬植物[3]




とやたら別名がある(等も入れると70以上)。ということはどこにでもある(たいていは漢方薬として)なじみのある草なのだろう。火炭母の火炭は多分火(すみび)の意で、上のヤナギタデの解説にあるようにこの火炭母も花は、わずかに紅色を帯びた白色>。さらに葉も紅色を帯びており、見方によっては<火(すみび)>に見える。上のスケッチの赤っぽいところは手元に絵の具と筆がなかったので赤ワインを使ったワインレッド。私が見た限りでは<つる>で這いのぼるというよりは<地を這う>ようだが、直立もする。少し赤っぽいクリーム色の花と、これまた少し赤っぽい緑(濃いのと薄いのがある)は見ていてなかなか味がある。

台湾版のためか日本語<ツルソバ>も紹介されているが、ツルソバ>は私は聞いたことがない。中国別名には<蕎花連、蕎殼蓮、蕎麥當歸、野蕎、天蕎麥、山蕎蓮、金蕎麥>と蕎()(そば)の字が出てくる(タネがそばのタネににている、ということらしい)。<ツル>は<藤>、<>が該当するが<蕎(麥藤(>というなはない。花の形と花の塊(かたまり)から<>の字がつくのも多い。花がもっと赤いのが<あかまんま>で、赤い花のタデはいくつかあるようなので<あかまんま>を特定種に限ることはないだろう。また<薬><><>と漢方薬のような名前もある。中薬(漢方薬)図鑑にはたいてい載っている。本家の本草綱目(口語版)を調べて見たところ、タデ科の草がいくつか載っているが、火炭母はなかった。水蓼というのが載っていたので調べて見た。中国版Wikiの百度百科では



水蓼(学名:Polygonum hydropiper L.)是蓼科,蓼属一年生草本植物,高可达70厘米。茎直立,多分枝,叶片披针形或椭圆状披针形,两面无毛,被褐色小点,具辛辣味,叶腋具闭花受精花;托叶鞘筒状,膜质,褐色,总状花序呈穗状,顶生或腋生,花稀疏,苞片漏斗状,绿色,边缘膜质,每苞内具5花;花梗比苞片长;花被绿色,花被片椭圆形,柱头头状。瘦果卵形,5-9月开花,6-10月结果。


と紹介されているので、これは<蓼食う虫>のヤナギタデ(柳蓼、学名: Persicaria hydropiper)だ。つまりは本草綱目には<蓼食う虫>の<タデ>が由緒ある漢方薬の水蓼として紹介されてる、ということになる。これで面目一新だ。ところでこの本草綱目だが、読みやすい白話(口語)版で読んでみるとなかなか面白い。漢方薬としての解説の前にたいてい草木の名前の由来が書いてあるのだ。私がよく見る中薬(漢方薬)図鑑は名前の由来はほとんど書いてない。

日本語版Wikiの<ツルソバ>ぼ解説は


ツルソバ(蔓蕎麦、学名:Persicaria chinensis (L.) H.Gross[1])は、タデ科イヌタデ属分類されるつる性[3]多年草の1[5]。種小名(chinensis)は、中国を意味する[3]。(中略) 和名のソバは、果実がソバと同じように黒色の3稜形であることに由来する[6]。  



<ソバ>もタデ科だ。 


sptt

 



 
  



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