クワ(桑)の語源はいろいろありが、よくわからないというところだ。二音節の植物名(ただし科名になっている植物のみ)には、これまで取り上げたところでは
ツタ、ウリ、ヒユ、マメ、タデ、ナス、キク(これは漢語由来)、セリ、グミ、メギ
があるが、 ツタは<ツタわる>、タデは<田(た)に出デ)る>、セリは<セリあがる、セリ出す>の<セリ>が語源のようだがこれらも確かではない。クワの語源は諸説ある。
またまたWikiのおせわになるがコピーペイストすると、
”
クワ科 (クワか、Moraceae) はバラ目に属する被子植物の科の一つ。約40属、1000種以上(半分以上がイチジク属)あり、特に熱帯と亜熱帯に多い。木本または一部草本で、よく知られる種ではクワ、イチジク、熱帯果樹のパンノキ、パラミツ(ジャックフルーツ)、観葉植物にされるインドゴムノキやガジュマルなどがある。花は小さい単性花で、穂状花序または頭状花序を作り、果実は集合果となるものが多い。特にイチジク属は特徴的な壷状の花序(隠頭花序)を作り、全体が1個の果実のように見える。
”
イチジクの語源
Wikiの解説は
”
「無花果」の字は、花を咲かせずに実をつけるように見えることに由来する。中国で名付けられた漢語で、日本語ではこれに「イチジク」という熟字訓を与えている。中国で「映日果」は、無花果に対する別名とされた。
「映日果」(インリークオ)は、イチジクが13世紀頃にイラン(ペルシア)、インド地方から中国に伝わったときに、中世ペルシア語「アンジール」(anjīr)を当時の中国語で音写した「映日」に「果」を補足したもの。通説として、日本語名「イチジク」は、17世紀初めに日本に渡来したとき、映日果を唐音読みで「エイジツカ」とし、それが転訛したものとされている。
”
<映日果を唐音読みで「エイジツカ」とし>と書いてあるが「エイジツカ」は唐音読みではなく日本の現代<音読み>。現代北京語では (インリークオ)ying-ri-guo。
映はおそらく昔も ying で日本人の耳には<イ>あるいは<イン>と聞こえた。
<日>は現代北京語では ri だが、ji(ジ)さらには今は日本語では区別がなくなっているが<チ>の音を伴った<ヂ>に似た音、で発音されていた。したがって、そのように聞きえた。
果はguo で<クオ>
以上を並べると
イ(ン)-(チ)ジ-クオ
これだとイチゴに近いが、(チ)ジは長く、クオは短く発音された。そうすると、イ(チ)ジ-クになる。私の耳がまちがっていなければ、台湾人が<日本>を<ズーベン>と言うの聞いたことがある。北京語の ri はかなり特殊な発音だが、練習すればできるようになる。 練習中は<ji(ジ)>に近い発音をすることになる。
クワ( Morus alba)
クワ科はとりたてて大家族というわけではなく、熱帯、亜熱帯に多いので、日本ではクワとイチジクが代表か。一方亜熱帯かそれに近い香港では街中でもよく見る種が多い。日本のイチジクはほとんど見ないが、イチジク属(Ficus)の榕樹が目立つ。多くは中木、大木だ。カラオケでよく聞く<北国の春>の中国語版は<榕樹下>だ。 よく目にする榕樹にもいくつかの種類がある。榕樹は日本の北国にはないだろう。
この榕樹の日本語をさがしてみたが、なんと<ガジュマル>という外来語みたいな日本語(下記の説)。
Wiki:ガジュマル
”
ガジュマル(学名:Ficus microcarpa、漢名:細葉榕、正榕、榕樹)は亜熱帯~熱帯地方に分布するクワ科イチジク属の常緑高木。
樹高は20m。実は鳥やコウモリなどの餌となり、糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や岩塊などの上で発芽する。幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を地面に向けて垂らす。垂れ下がった気根は、徐々に土台や自分の幹に複雑にからみつき派手な姿になっていく。ガジュマルの名の由来は、こうした幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説がある。
”
ガジュマルは沖縄(琉球)語ではないか?<榕樹下>の<榕樹>はかなりの確率でこのガジュマル(細葉榕)。
正確には
ガジュマル=学名:Ficus microcarpa、漢名:細葉榕、で榕樹はこの種の樹木の総称だ。日本ではベンジャミンという小型の観葉植物があるようだ。このベンジャミの中国名は垂榕(学名:Ficus benjamina)でそこそこの大きさのものが街中や公園で見られる。 ガジュマルは横にも広がる大木になるがベンジャミン(垂葉榕)はこれに比べると小ぶりだ。ガジュマルの葉は中国名<細葉榕>が示すように大きな木に比べる小さい。
<榕樹下>の<榕樹>はかなりの確率で横にも広がるこの大木のこのガジュマル(細葉榕)。
ガジュマルI(細葉榕、Ficus microcarpa)
ガジュマルI(細葉榕、Ficus microcarpa) Close - up with fruits
垂葉榕(学名:Ficus benjamina)
これとは対照的に葉の大きな榕樹があり、大葉榕(学名:Ficus virens)と呼ばれるが、香港では<黃葛樹>という別の名もある。こちらの方も大木になるが縦に広がって伸びていく。葉が大きく背が高いので広く濃い木陰を作る。また落葉するが秋とは限らないようだ。またよくは観察していないが新芽も落葉後まもなくか、同時か、はたまた適当な時期に出てくるようだ。大葉榕の新芽、新葉は美しい。
大葉榕(Ficus virens)
その他の榕樹(香港で街中、街路樹、公園などで普通に見られるもの)。中国語版Wikiでは
が紹介されているが、細葉榕と大葉榕は紹介した。上記のうち雷州榕は見たことがないが。その他は見たことがある。
高山榕(Ficus altissima) 写生した木は小さいが、大きなのもあり見応え、存在感がある。<altissima>は高山というよりは木の背が高いことからついた名前だろう。
菩提樹 (Ficus religiosa)。調べる予定だが、これと似た假(仮)菩提樹(Ficus rumphii)というのがある。このスケッチはVicotoria Park の木だが、だいぶ前のスケッチ当時は名札が<菩提樹 (Ficus religiosa)>となっていたが、最近見たら名札は<假菩提樹((Ficus rumphii)>となっていた。 假菩提樹もFicus グループ。中国名は心葉榕。
Ficus hispida 對葉榕 (これもよく目にする)<hispida>は葉がザラザラしているところからついた名前。
上述のWikiの解説にでてくる<熱帯果樹のパンノキ、パラ蜜(ジャックフルーツ)>は日本では名前もなじみがないが、香港では現物の木と実が見られる。
Wiki
”
パンノキ(学名:Artocarpus altilis)はクワ科パンノキ属の常緑高木。属名はギリシア語のパン(artos)と果実(karpos)からなる。無核種はタネナシパンノキ(英:Breadfruit tree)、有核種はタネパンノキ(英:Breadnut tree)。
パラミツ(ハラミツ、波羅蜜、菠蘿蜜、学名:Artocarpus heterophyllus)はクワ科パンノキ属の常緑高木。英語で、ジャックフルーツ(jack fruit)
(菠蘿:Pineapple)
”
パンノキ(麵包樹、 Artocarpus altilis)
スケッチブックには<麵包樹、 Artocarpus altilis>と書いてあるが、近くに実の大きな菠蘿蜜(jack fruit)とおぼしき木があったので間違いかもしれない(これもスケッチした)。機会があればチェックしてみる。
sptt









No comments:
Post a Comment