例によってWikiの解説の解説からはじめる。
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ゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)は、双子葉植物のシソ目に属する科のひとつ。草本または低木からなる。世界的に分布し特に温帯や熱帯の高山に多い。花は左右相称、花弁は合着して4-5裂し、シソ科に似た唇状、あるいは筒状になるものもある。果実は2つに裂ける。
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名前にいつわりはないようであるが、同じくWikiの(ゴマノハグサ属)<ゴマノハグサ(胡麻の葉草、学名:Scrophularia buergeriana )>の解説では
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名前の由来
和名のゴマノハグサは「胡麻の葉草」の意であるが、牧野富太郎は「葉の形がゴマ(ゴマ科)の葉に似るのでいうというが、実際には似ていない。」という。また、種小名 buergeriana は、ドイツ人で日本植物の採集家ハインリヒ・ビュルゲル (Heinrich Bürger, 1804-1858) への献名である。
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とある。実際にはゴマ(ゴマの種とかゴマ油はべつだがゴマの花ももゴマノハグサも見たことがないが、写真で見る限りは<葉も色は違うが花の付き方も似かよっている>ように見える。
ゴマノハグサ科のWikiの解説にもどると、
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下位分類
約56属2100種が属する。
別の資料では65属1800種(下記の<シソ目>*参照)
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とあるが、代表格のゴマノハグサ属をふくめても馴染みのあるものは少ない。これは
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次の属はかつてゴマノハグサ科とされていたが、APG植物分類体系で他の科へ移された。
- Antirrhinum キンギョソウ属、Bacopa ウキアゼナ属、Cymbalaria ツタバウンラン属、Digitalis ジギタリス属、Dopatrium アブノメ属、Ellisiophyllum キクガラクサ属、Globularia グロブラリア属、Gratiola オオアブノメ属、Lagotis ウルップソウ属、Limnophila シソクサ属、Linaria ウンラン属、Russelia ハナチョウジ属、Penstemon イワブクロ属、Scoparia セイタカカナビキソウ属、Veronica クワガタソウ属、Veronicastrum ガイソウ属 など -> オオバコ科へ
- Lindernia アゼナ属、Torenia ツルウリクサ属 -> アゼナ科として独立
- Calceolaria キンチャクソウ属 -> カルセオラリア科として独立
- Euphrasia コゴメグサ属、Lathraea ヤマウツボ属、Melampyrum ママコナ属、Monochasma クチナシグサ属、Pedicularis シオガマギク属、Phtheirospermum コシオガマ属、Siphonostegia ヒキヨモギ属 など(寄生植物) -> ハマウツボ科へ
- Mazus サギゴケ属、Mimulus ミゾホオズキ属 など -> ハエドクソウ科へ
- Paulownia キリ属 -> キリ科として独立
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からだ。これだと相当の大家族になり、馴染みのある名がついた属が少なくない。また馴染みはないがおもしろい名前のものが少なくない(アブノメ、キクガラクサ、 シソクサ、ハナチョウジ、クワガタソウ、キンチャクソウ、コゴメグサ、ママコナ、チナシグサ、コシオガマ)。APG植物分類体系を無視すれば、馴染みのないゴマノハグサがこれらの属をしたがえていたことになる。またAPG分類体系のシソ目(*)の系統樹(Wikiのゴマノハグサ科の解説の中にある)ではゴマ科はシソ目の配下にある。いずれにしてもゴマとゴマノハグサは関係が深いのだ。また花を見ただけではわかりにくいやまとことばの科名クマツヅラ科、キツネノマゴ科もゴマノハグサ科と同じシソ目の配下にある。
中国版Wikiでは
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玄参科(Xuán Shēn)(Scrophulariaceae)は玄参科(Scrophulariaceae)原来是一个大科,包括275属约5,000种,但最新对基因分析研究进展,将许多属划出,有的独立成科,如泡桐科、蒲包花科等,有的划入其他科,如婆婆納屬劃入車前科。
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とあり、ここでもかつては大家族であったといっている。そしてこの大家族を代表するのは<玄参>で玄参科の中に玄参属があり、この中に玄参がある。
泡桐科(学名:Paulowniaceae) キリ科
蒲包花屬(学名:Calceolaria) キンチャク (巾着)草属
婆婆纳属(学名:Veronica) クワガタソウ属
玄参の学名は:Scrophularia ningpoensis で日本のゴマノハグサ科のゴマノハグサ属のゴマノハグサ(Scrophularia buergeriana )ではない。さてこれで終わってしまってはおもしろくない。ゴマノハグサ科もクマツヅラ科もキツネノマゴ科も雑草が多い。
(*) シソ目(シソもく、Lamiales)
名まえがよく知られているもの、属、種が多いものを取り上げると
- モクセイ科 Oleaceae - 24属615種
- イワタバコ科 Gesneriaceae - 約147属3460種
- オオバコ科 Plantaginaceae - 約90属1900種
- ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae - 65属1800種
- ゴマ科 Pedaliaceae - 14属70種
- キツネノマゴ科 Acanthaceae - 220属4000種
- ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae - 110属800種
- クマツヅラ科 Verbenaceae - 31属918種
- シソ科 Lamiaceae - 236属7173種
- キリ科 Paulowniaceae - 2属8種
- ハマウツボ科 Orobanchaceae - 99属2060種
ノウゼンカズラ科はすでに取り上げた。 追ってクマツヅラ科、キツネノマゴ科を検討する予定。
さてゴマノハグサはゴマノハグサ科のゴマノハグサのゴマノハグサでゴマノハグサ科を代表するのだが
Wikiでは
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- ゴマノハグサ Scrophularia buergeriana Miq. - 多年草。草丈は90-150cm。茎は四角、花序は細長い総状穂状で、花は黄緑色。花期は7-8月。湿った草原に生育する。本州の関東地方南部・中部地方・中国地方、九州、朝鮮半島、中国大陸北部・東北部に分布する。絶滅危惧II類(環境省)。
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とあり、科名の植物としては情けない状態だ。
ゴマノハグサ科からオオバコ科へ移った属に
キンギョソウはなじみがある。園芸品種で花の特徴からついた名前だ。
キンギョソウ(金魚草 Antirrhinum majus)
Veronica クワガタソウ属
クワガタムシという昆虫がいるが、これは鍬も形をしていているからだ。桑ではない。クワガタソウも<鍬形草>だ。Veronica はいい名前だが、これはいわくがあるようだ。
クワガタソウ属にはイヌノフグリという雑草がある。 Veronica とはえらい違いだ。中国語もおもしろく
婆婆纳属(学名:Veronica) クワガタソウ属
sptt

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